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プレスリリース
[新製品] 3-way構築に特化された冷却強化フルタワー、Thermaltake「Element V NVIDIA Edition」
2010年7月5日 3:41 更新
2010年7月1日プレスリリース
リリース
 
tt Thermaltake, Ltd.(本社:台湾・Shenkeng)は2010年7月、NVIDIAハイエンドグラフィックスカード、GeForce GTX 480/470のマルチ構成に特化させたフルタワーPCケース「Element V NVIDIA Edition」(型番:VL200L1W2Z)を発表した。


■3-way/2-way構成に対応するファンダクト搭載のフルタワー

Element V NVIDIA Edition(型番:VL200L1W2Z)
市場想定売価219ドル
http://www.thermaltake.com/product_info.aspx?PARENT_CID=
C_00001516&id=C_00001613&name=Element+V+NVIDIA+Edition&ovid

 当枠「Press release」2010年1月1日の1発目を飾った「Element V NVIDIA Edition」が“再再度”発表された。
 というのも1回目は2010年1月7日-10日までアメリカ・ネバダ州ラスベガスで開催された「2010 International CES」用に初登場を果たし、さらに3月26日にはGeForce GTX 480/470発表に併せてプレスリリースを配信(2回目)、そしてようやく3回目にして想定売価付きのアナウンスがなされている。

 通常1回ないし2回のリリースで掲載は打ち止めとなる所、「Elemant V NVIDIA Edition」は、NVIDIAのハイエンドGPU、GeForce GTX 480/470用に特化されたスペシャルモデルで(第1回目発表時はまだFermi用と謳われていた)、特にマルチグラフィック構成を得意としており、徐々に明らかとなった内部詳細はお伝えしなければならないだろう。

 まず3-way/2-way構築用に設計された最大のギミックは、グラフィックスカード部に装着されたファンダクトの存在。カード先端部を覆い隠すように装着するダクト本体には、120×120×38mm/5200rpm/62dBA/240.96CFMの強力なファンが内蔵されており、このスペックから“ただならぬ”高エアフローを生み出す事が容易に想像できる。

Element V NVIDIA Edition Element V NVIDIA Edition
別売りの電源ユニットはボトムレイアウトを採用。開口部も広く、マルチグラフィック構成を難なく飲み込む。なおマニュアルによれば、カード最大搭載可能サイズは335mmとされている
Element V NVIDIA Edition Element V NVIDIA Edition
強力なエアフローレイアウトを実現させ、グラフィックスカード部には3-way SLIに対応する専用のファンダクトが用意されている。CPUクーラーの高さ制限は165mmまでとなり、搭載例の「Frio」はベストマッチと言えるだろう

 さらに重要となるケース本体のエアフローレイアウトは、フロント120×120×25mm(緑・赤・青・混合・点滅可能Colorshift Fan、1000-1400rpm/17dBA/ファンコントロール機能搭載)×1、120×120×25mm/1400rpm/17dBA(Turboファン)×1、リア120×120×25mm/1400rpm/17dBA(Turboファン)×1、トップ200×200×20mm(Colorshift Fan、600-800rpm/12-14dBA)×1、さらにリア拡張スロット横に50×50mm×2およびトップ部に200×200×20mm×1が増設できる。

Element V NVIDIA Edition Element V NVIDIA Edition
コーポレートカラーのグリーンを効果的に配した、NVIDIA Edition。有効ドライブベイは数は全12段。3.5インチシャドウベイはフロントアクセス可能な専用ケージ「iCage」が2段搭載されている
トップ部に用意されたファンコントロールユニット。ダイヤルを押すことでLED色変更を、回す事で回転数を調整できる。またI/Oポート内訳は、USB2.0×4、eSATA×1、音声入出力端子×1

 外形寸法はD537×W220×H532mm、重量15.0kg、1.0mm厚のSECCで、対応フォームファクタはExtended-ATX、ATX、MicroATX。ドライブベイは、5.25インチ×5、3.5インチ×1(5.25インチ排他)、3.5インチシャドウベイ×6、2.5インチシャドウベイ×1。なお電源ユニットは別売り。

 なおこのモデルに関しては、3回目の発表で想定売価が219ドルである事が判明している。現時点国内法人の日本サーマルティクからは正式発表がなされていないが、日本市場に登場する日はそう遠くないのかもしれない。

TEXT:GDM編集部 松枝 清顕

Thermaltake, Ltd.
http://www.thermaltake.com/

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