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[発表] NVIDIA、新型GPU「GeForce GTX 460」を正式発表。店頭販売も同時にスタート
[発表] NVIDIA、新型GPU「GeForce GTX 460」を正式発表。店頭販売も同時にスタート
2010年7月12日 13:01 更新
2010年7月12日発表
NVIDIA Corporation(本社:アメリカ・カリフォルニア州)
は日本時間2010年7月12日、DirectX 11に対応するグラフィックスカード
「GeForce GTX 460」(以下、GTX 460)
を発表した。これに合わせ先週末既に一部モデルが入荷済みの秋葉原の各パーツショップでは13時より販売が開始される。
■GeForce GTX 400ファミリーのエントリーモデル“GTX 460”
NVIDIA GeForceグラフィックスプロセッサ
http://www.nvidia.co.jp/object/geforce_family_jp.html
NVIDIA GeForce GTX 460
GTX 460は、GeForce GTX 400ファミリーのシリーズ最エントリーモデル。
CUDAプロセッサ数(≒ストリーミングプロセッサ数)は336基、GPUコアクロックは675MHz、シェーダークロックは1350MHzで、ビデオメモリにはGDDR5を採用。容量768MBと同1024MBの2モデルが用意され、メモリインターフェイスはそれぞれ192bit/256bitとなる。
以下はシリーズのスペックをまとめたものだ。
カード形状はビデオメモリのバージョンによって異なる模様で、容量768MBのリファレンスモデルでは2スロット占有型クーラーを採用。カードサイズはW210×H111とGTX 465と比べて3cm以上短くなった。また、映像出力は、DVI-I×2、Mini-HDMI×1。PCIe外部電源は6+6ピン仕様となる。
GeForce GTX 460リファレンスカード
なお、容量1024MBモデルでは各社ともオリジナルデザインを採用する製品が多く、カードサイズや映像出力の構成はそれぞれ異なっているほか、オーバークロックモデルも多数用意される。中にはコアクロックが800MHzに達するモデルもある模様で、これらメーカー個別の製品については、順次お届けする予定だ。
■編集部、急遽到着のEVGA「GeForce GTX 460」をチェックしてみる
GeForce GTX 460(768-P3-1360)
市場想定売価税込25,000円前後(7月17日発売予定)
http://www.evga.com/
5月17日に
EVGA Corporation(本社:アメリカ カルフォルニア)
との販売代理店契約を締結した
株式会社リンクスインターナショナル(本社:東京都千代田区)
の協力により、768MB版
「GeForce GTX 460」(型番:768-P3-1360)
を入手。本来であれば“エルミタ的”と行きたいところ都合上、本稿ではやや駆け足でご紹介したいと思う。これもある意味“エルミタ的”ということでご容赦願いたい。
EVGA「GeForce GTX 460(768MB)」(768-P3-1360)
市場想定売価税込25,000円前後(オープンプライス)
発売日 2010年7月17日
発売元(正規代理店) 株式会社リンクスインターナショナル
■なにかと話題の"GF104"コアを確認
NVIDIA GeForce GTX 460
NVIDIA「GeForce GTX 460」
はモデルナンバーからもお分かりの通り、GeForce GTX 400ファミリーの最下位モデルとなるGPUだ。
正式発表前の海外情報系サイトでは、GTX 460はいわゆるGTX 400ファミリーが採用していたGF100ベースではなく、GTX 200ファミリーで採用されていたGT200ベースという話が出ていたが、真偽はともかく画像のようにGPUパッケージをむき出しにしてみると
「GF104-300-KA-A1」
という刻印を確認する事ができる。
製品に同梱されている付属品一式。DVI→D-Sub変換コネクタ×1、4pin(x2)→6pin電源変換ケーブル×2、ドライバCD、簡易マニュアル。さらに、単体で購入するとそれなりに値が張るケーブルタイプのMini-HDMI→HDMI変換が付くあたりはお買い得感アリ
「GPU-Z」(Version 0.4.4)
画像(右)は、アップデートが行われたGPU情報表示ツール「GPU-Z」(Version 0.4.4)の結果。GPU/メモリ/シェーダーの各クロックはリファレンススペックと同じ675MHz/3600MHz/1350MHzと記載されているのが分かる
■さっそく「GeForce GTX 460」をバラバラに。ついでにFFXIVベンチも
冷却クーラーを取り払ったところ。PCB中央のGPU「GF104」パッケージを中心にメモリチップが並ぶ一般的な配置である。ただ、上位の「GTX 465」と比較すると、部品点数はかなり少なく「GTX 460」がミドルレンジだということが良く分かる1枚かもしれない
メモリには、FCFBGAパッケージのSAMSUNG製チップ「K4G10325FE-HC05」を採用。0.5ns/1Gbit品となり計6枚搭載で768MBを実現。搭載メモリ1024MB版用となる2枚分の空きパターンも確認できる
冷却クーラーは某ZALMAN風を彷彿とさせる半扇型のアルミ製シンクに銅ベース+銅ヒートパイプ×2を組み合わせたもの。トップから冷却し、ブラケット部には通風孔が設けられている
6+6ピン仕様のPCIe外部電源。欲を言えば、このクラス、特にビデオメモリ768MB版であれば6ピン1発に収めてほしかったところではある。とはいえ、1本のみでは動作はしない。おそらくはオーバークロック時に余裕を持たせているためと考えられる
ファーストインプレッションとして、特に国内ユーザーが注目している人も多いであろうFFXIVベンチこと
「ファイナルファンタジーXIV オフィシャルベンチマーク」
を試みた。
PCのスペックはCPU:Intel「Core i7-920」、マザーボード:ASUSTeK「P6T Deluxe V2」、メモリ:DDR3 6GB(2GB×3)、SSD(システム):Mach Xtreme「MXSSD2MDS-100G」、OS:Windows 7 Ultimate 64bitで、VGAドライバは258.80。結果は
Highモード:2440
となっている。
ファイナルファンタジーXIVオフィシャルベンチマーク result
Resolution HIGH(1920×1080)
FFXIVベンチはご存じの通り、スコアによって8段階に分かれたジャッジが用意されているが、それに2440を照らし合わせると
【2000〜2499】やや重い
に該当する。
この結果をどう見るかは判断の難しい所で、一般的にハイエンドと言われるグラフィックスカードを用いたベンチマークテストでも高スコアを叩き出す事は難しい。非常にハードルの高いベンチマークだが、ひとつの参考としておきたい。
TEXT:GDM編集部 Tawashi
NVIDIA
http://www.nvidia.co.jp/
EVGA Corporation(本社: アメリカ カルフォルニア)
http://www.evga.com/
株式会社リンクスインターナショナル
http://www.links.co.jp/
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■
[発表] NVIDIA、ハイエンドGPU「GeForce GTX 465」を正式発表。明日から販売へ(2010/5/31)
http://www.gdm.or.jp/pressrelease/201005/31_01.html
■
[台湾情報] 台湾市場フライング2アイテム GeForce GTX 460、Core i5-760の販売を光華商場で確認(2010/7/11)
http://www.gdm.or.jp/pressrelease/201007/10_03.html
■
「FFXIVベンチのスコアが・・・」(7/9) ---複数ショップ店員談
http://www.gdm.or.jp/voices_html/201007/20100709a.html
■
「もう一声安かったらなぁ」(7/6) ---某ショップ店員談
http://www.gdm.or.jp/voices_html/201007/20100706a.html
■
エルミタ的ロードマップ「PCカレンダー」
http://www.gdm.or.jp/pc_calender.html
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