主に産業向け電源ユニットを開発・製造する国産電源ユニットメーカー、株式会社ニプロン(本社:兵庫県尼崎市)は2010年8月27日、超高効率ピーク1000W電源「HPCSA-1000P-E2S」を発表した。発売は9月中旬で、価格は税込38,800円。
■50%負荷時90%を実現するピーク1000Wの国産ATX電源ユニット
産業用電源ユニットを広く手がける国産メーカー ニプロンから、高効率ATX電源ユニットが発表された。
「HPCSA-1000P-E2S」はワイドギャップ半導体と呼ばれるシリコン・カーバイド(SiC)を採用する事で超低損失(導通損失とスイッチング損失低減)を実現。80PLUS SILVERを超える高変換効率により、節電およびCO2排出量の低減に貢献する。なお同社サイトによると、80PLUS SILVERは10月、安全規格は12月それぞれ取得予定とされている。
容量は連続出力822W、ピーク時1000Wで、待機電力1W以下を実現しErP指令に適合。同期整流回路、両面スルーホール基板、医療規格に対応する絶縁距離の確保およびヒューズ両切り、全出力最小電流0A仕様等、品質の高さを特徴とし、96%以上(AC100V)/90%以上(AC240V)の力率を実現した。
外形寸法はW150×H85×D190mm。またMTBFは70,000時間以上で、製品保証は3年間。なお出力ハーネスは別売り販売とされている。
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