AMD(本社:アメリカ・カリフォルニア州)は日本時間2010年12月15日14時01分、Radeonシリーズの最新GPU「Radeon HD 6970」(以下、HD 6970)と「Radeon HD 6950」(以下、HD 6950)を正式発表した。秋葉原の各パーツショップにおいては、発表と同時に店頭販売がスタートしている。
■ファン待望の「Radeon HD 6900」シリーズがついにデビュー
開発コードネーム“Cayman”こと、2010年最後の大物GPUとなるAMDの新GPU「Radeon HD 6970」と「Radeon HD 6950」がついに登場した。
今年10月には、先行してミドルレンジモデルの「HD 6870」と「HD 6850」が登場しているが、今回の2モデルはその上位モデルとなるGPUである。なお、対NVIDIAという意味においての戦略的なポジションは「GeForce GTX 470」の対抗として「HD 6970」が、位置づけられている。
スペック(カッコ内は「HD 6950」の数値)は、ストリーミングプロセッサ数が1536基(1408基)、GPUコアクロックは880MHz(800MHz基)、メモリクロックは5500MHz(5000MHz)で、ビデオメモリにはGDDR5 SDRAMを採用。容量は2048MB、メモリインターフェイスは256bitとなる。以下は歴代シリーズのスペックをまとめたもの。
リファレンスモデルでは2スロット占有タイプの冷却クーラーを採用。映像出力は、Dual-Link DVI、Single-Link DVI、HDMI(1.4a)、mini DisplayPort×2。PCIe外部電源は「HD 6970」が8ピン+6ピン、「HD 6850」が6ピン+6ピン仕様となる。
販売価格は「the Voices」でもお伝えしている通り、「HD 6970」で約43,000円〜、「HD 6950」で約33,000円〜程度とある予定だ。 |