株式会社アイ・オー・データ機器(本社:石川県金沢市)は2011年1月19日、「1枚超解像技術」を取り入れた美解像チップ採用の27型ワイドフルHD液晶ディスプレイ「LCD-MF271XSBR」を発表した。発売は2月上旬予定で、市場想定売価は税込34,800円前後。
■超解像技術を搭載し、解像度の低い映像も美しく再現
27型ワイドノングレアパネルのフルHD(1920×1080)液晶ディスプレイの新製品。元の映像信号に拡大処理を行うために映像のボケが生ずるDVD等のSD画質(720×480)を映し出す場合でも解像度を大幅に向上する事ができる「超解像技術」を搭載する。
映像処理ICにはルネサスエレクトロニクス社の「美解像チップ」を採用。1枚の画像データの情報を解析・処理し、画像のボケを改善する「1枚超解像技術」により、美しい映像を映し出す事ができる。また解像度は10段階に調整でき、映像コンテンツに合わせて好みの設定が可能で、操作はフロント下部のボタンでダイレクトに変更可能。さらに画面左に通常の映像、画面右に超解像処理を施した映像を表示する「デモモード」を備え、解像度の確認ができる。
最大輝度は330cd/u、視野角度は上下160度/左右170度で、コントラスト比は1,000:1(DCRオン時30,000:1)、応答速度は5ms(オーバードライブオン時2ms)。
入力信号はHDMI、アナログRGB、デジタルHDCP対応DVI-Dで、1.5W+1.5Wステレオスピーカーを内蔵。
外形寸法はW644×D262×H422〜507mm、重量約11.9kgで、スタンド部は85mmの高さ調整、上下23度のチルト角度調整、左右60度のスイベル角調整可能。消費電力は最大時53W、通常使用時(オンモード)32.6W、待機時0.8W。 |