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[リリース] さよなら「かのぷ〜」。 グラスバレー株式会社に商号変更で「カノープス」が消滅
[リリース] さよなら「かのぷ〜」。 グラスバレー株式会社に商号変更で「カノープス」が消滅
2011年3月2日 16:02 更新
2011年3月1日プレスリリース
「Canopus(カノープス)」
が遂に消滅した。2011年3月1日付けプレスリリースにより、
トムソン・カノープス株式会社(本社:神戸市西区)
が
グラスバレー株式会社
へ商号変更。社名からカノープスの名前が消えた。
■商号変更発表により、社名から「カノープス」が消滅。
商号変更について(グラスバレー株式会社)
■
http://www.thomson-canopus.jp/press/2011/rename.htm
往年の自作ユーザーには懐かしのブランド
「カノープス」
。2008年10月1日より
トムソン・カノープス株式会社
に社名を変更し、ビデオ編集ソフトウェア「EDIUS」をはじめ、クリエイター向け製品や法人向け編集機器をリリースするビデオ編集機器メーカーとして知られているが、3月1日付け商号変更により
「グラスバレー株式会社」
となり、遂に社名から「カノープス」が消滅してしまった。
「カノープス」は、1983年4月
カノープス電子株式会社
として創業され、1992年に
カノープス株式会社
に商号を変更。2006年1月にはフランス・トムソン(現テクニカラー)のTOBによりグループ傘下となり、2008年10月に
トムソン・カノープス株式会社
へ商号変更。外資参加による事業内容変更などの紆余曲折がありながらも「カノープス」の名は受け継がれてきた。
しかし、2011年1月1日にGrass Valley事業部がトムソン(現テクニカラー)から独立した事を受け、2011年3月1日付けでグラスバレー株式会社に商号が変更されたため、「カノープス」の名前が社名から消えた。
自作ユーザー視点でのカノープスブランドは、
「PowerWindowシリーズ」
や
「MTVシリーズ」
などのグラフィックアクセラレーターおよびビデオキャプチャカードが思い浮かばれる。海外メーカー品に比べやや高価ながらも国産PCパーツメーカーとして絶大なる支持を受け、特にハードウェアMPEG2エンコーダー搭載
「MTV1000」
や
「MTV2000」
は、発売日に店頭から在庫が消えるほどの人気を博した。
時代の移り変わりに合わせるかのように事業内容をプロユースへシフトしたカノープス。外資参加により翻弄された感は否めないが、往年のバイプレイヤーの引退を知ったかのうような寂しさを抱くユーザーは少なくないだろう。
TEXT:GDM編集部 松枝 清顕
グラスバレー株式会社
http://www.grassvalley.jp/
■
[業界動向] マイクロソフト、2011年2月1日付で社名を「日本マイクロソフト株式会社」に変更(2010/7/6)
http://www.gdm.or.jp/pressrelease/201007/06_03.html
Canopus「MTV2000」
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