オンキヨー株式会社(本社:大阪府寝屋川市)は2011年4月8日、同社初のPCI-Express(x1)バスインターフェイスのサウンドカード「SE-300PCIE」を発表した。発売は4月下旬で、市場想定売価は税込34,800円前後の予定。
■Creative製「20K2 X-Fi」オーディオプロセッサ採用PCIeサウンドカード
オンキヨーブランドから実に約3年振りにリリースされるサウンドカード新製品。バスインターフェイスは同社初となるPCI-Express(x1)。専用オーディオプロセッサにCreative社製「20K2 X-Fi PCI Express」が採用されている。
「SE-300PCIE」は、フラッグシップセパレートオーディオに採用されている動的ノイズ超低減回路「DIDRC」をアナログオーディオ回路とヘッドフォン回路に搭載。PCから供給される電源をダイレクトに使用せず、絶縁され高いレギュレーション能力を持つ電源回路から±両電源を新たに生成し、オーディオ専用に供給させた。
また2ch専用D/Aコンバーター部には、バーブラウン製DAC「PCM1798」を独立して2個搭載。最高クラスとなるS/N比120dB(22kHzLPF A-Weighted)を実現した。
本体は信号をノイズから守るため適切な材料を仕様した「セパレーションシールド」を装着。アナログオーディオ回路部は音質に有害な磁気歪を抑える銅シールドでカバーし、デジタル回路と電源のDC/DCコンバーターには高透磁率の磁性シールドが装備されている。
その他、オーディオデバイスはゲーム用オーディオ「EAX ADVANCED HD 5.0」サウンドエフェクトに対応する事で、CPU負荷を軽減させ、高い応答速度でオーディオ出力が可能。ASIO2.0対応により応答速度の高いオーディオ出力を実現した。
主なスペックは以下通りで、外形寸法はW25×H126.5×D181mm、7.1ch出力用拡張ボードがW21.5×H126.5×D43.5mm。重量300g(拡張ボード36g)。
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