GRAND HYATT TAIPEI 1034
メモリモジュールに飽き足らず、電源ユニットやPCケース、水冷クーラーまで食指を伸ばすCORSAIR(本社:アメリカ カリフォルニア州)から、この夏にも製品化されるという冷却管理システムをご紹介しよう。
■エルミタ的一点突破で是非使ってみたい「CORSAIR Link」
CORSAIRが間もなく投入するという「CORSAIR Link」は、PCケース内部のクーリング管理トータルシステムとでも言うべきもの。実はこれ、数年前にNVIDIAが用意した「ESA」のコンセプトに酷似している。
余談ながら、「ESA」を提供する事がNVIDIAからリークされた後、関係するPCパーツメーカー各社は対応製品を用意すべく開発を急いだという経緯がある。現在「ESA」の状況は説明するまでも無いが、多くのメーカーを取り込む大掛かりなソリューションは、さすがのNVIDIAでも思い描くようには市場をコントロールできなかった。
|
3.5インチHDD風「CORSAIR Link」コントロールユニット。マザーボードのUSBヘッダピンと接続し、制御を行う |
|
|
専用ソフトウェアでファン回転数や各パーツの温度状況をモニタリング。PCケースのイラストも用意され、表示のカスタマイズも自由自在。非常によくできている |
|
|
「CORSAIR Link」は、コントロールユニットをPCにUSB接続し、CPU、グラフィックスカード、HDD、ケース内温度等を専用ソフトウェアでグラフィカルに表示。ファン回転数を制御したり、温度上昇警告設定などを使い、PC全体の「今」をモニタリングできる。さらにオプションのLEDユニットを接続すれば、温度状況により青→赤に等に変化させることでモニタを確認せずにPCからの“悲鳴”を視認することも可能だ。
非常によくできた「CORSAIR Link」。是非「エルミタ的一点突破」でのテスト用に導入したいと、今から本気で考えている。
|
LEDユニットを接続したデモ風景。ソフトウェアの表示を見ずとも、LED発光色によってPC構成部品の状態を視認する事ができる |
|
|
|