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[エルミタ取材班] OCZ「RevoDrive 3 X2」の国内投入は9月、「RevoDrive Hybrid」は早ければ年末発売へ
[エルミタ取材班] OCZ「RevoDrive 3 X2」の国内投入は9月、「RevoDrive Hybrid」は早ければ年末発売へ
2011年6月25日 16:40 更新
2011年6月24日エルミタ取材班
株式会社アスク(本社:東京都千代田区)
は2011年6月24日、国内正規代理店業務を務める
OCZ Technology社(本社:アメリカ カリフォルニア州)
製SSDについてのメディア向け説明会を開催。OCZ STAFFが注目の新製品や今後の販売戦略について大いに語った。今回はその模様をお届けしよう。
■メモリメーカーのイメージを払拭、今後はSSD中心の製品開発へ
はじめに同社マーケティングマネージャー・Alan Chang氏が登場。OCZ社の販売戦略についての解説が行われた。
OCZと言えば、かつてはメモリモジュールを中心とした、電源ユニット、冷却機器、入力デバイスなど、多岐にわたるPCパーツメーカーというイメージがあった。これが同社の販売戦略であったのは確かだが、自作市場の流れを敏感に読み取ったOCZは、コストダウンや性能向上に伴う市場拡大が見込めるSSD製品に注力するビジネスにターゲットを絞り、取り扱いカテゴリの大胆な絞り込みを行った事で、現在ではSSDと電源ユニットがOCZ社の主要な売上になっているという。
OCZ Technology社マーケティングマネージャー・Alan Chang氏
多くのライバルメーカーがSATA2.0/SATA3.0インターフェイスのSSDに注力しているのに対し、OCZではSASやPCI-Express対応の製品をいち早く製品化させるという柔軟性の高さや開発力をアピール。加えて採用NANDフラッシュもSLC中心からMLC、eMLCへシフトして行く方向にあると語った。
メモリモジュール中心からSSDやパワーサプライ関連へと製品構成が変化したOCZ。NANDフラッシュについてはSLC中心から、コストと性能に優れたMLCもしくはeMLCへとシフトしていく方向にあるという
セグメントによって、メモリコントローラーやNANDチップのタイプが異なる。2.5インチタイプで国内でも人気の「Vertex 3」は、パフォーマンスシリーズにあたる。「エンタープライズ」シリーズにはSLCタイプのNANDチップを採用したモデルや、MLCタイプでも信頼性の高い「eMLC」を採用したモデルがラインナップされる
「Revo Drive」でお馴染みのPCI-Epxress接続タイプ。こちらも3つのセグメントに分類。“COMPUTEX”のマークがつけられた製品は展示会において披露されたもので、今後発売される新モデルとなる
■高速SSD「RevoDrive 3 X2」の国内投入は9月に決定
OCZ Technology社プロダクトマネージャー・Johnny Preston氏
OCZプロダクトマネージャー・Johnny Preston氏は、日本市場で9月に投入が決まったというPCI-Express接続
「RevoDrive 3 X2」
のデモを実施。「CrystalDiskMark 3.0」や「AS SSD Benchmark」、「ATTO Disk Benchmark」でのスコアを計測し、「RevoDrive 3 X2」の高速性能をアピールした。昨年
「RevoDrive X2」
で話題をさらったワケだが、今年も注目のモデルが秋に登場する事になる。
日本市場では9月に登場するというPCI-Expressインターフェイスの「RevoDrive 3 ×2」のデモ風景
「CrystalDiskMark 3.0.1」ランダム
「CrystalDiskMark 3.0.1」All 0x00
「CrystalDiskMark 3.0.1」All 0xFF
「ATTO Disk Benchmark」
今回の説明会で主役となった「RevoDrive 3 X2」。SandForce製コントローラーSF-2200を2基搭載する「RevoDrive 3」(読込900MB/sec、書込700MB/sec、4Kランダムライト120,000 IOPS)ベースで、さらに増設カードを追加。SF-2200を4基搭載し、読込1,500MB/sec、書込1,200MB/sec、4Kランダムライト120,000 IOPSというスペックを誇る。(テスト結果最下段は「AS SSD Benchmark」)
なお、同社の正規代理店である株式会社アスクのプロダクトマーケティング部マネージャー・山本操氏によると「今回はOCZ側に少し無理を言って発売予定日を公開してもらいました。現時点、日本国内での具体的な価格については未定です」とのこと。(ちなみに「COMPUTEX TAIPEI 2011」開催期間に合わせて台湾で行われたプライベート展示会では、240GBモデルの予価は699ドルとされていた。
今回通訳を担当した株式会社アスクのプロダクトマーケティング部マネージャー・山本 操氏。OCZ製品を日本で販売する際のキーマンとなる人物
■SRTより高パフォーマンスを実現しそうな「RevoDrive Hybrid」もお目見え
Intel SRT(Intel Smart Response Technology)のような機能が利用できるという「RevoDrive Hybrid」
チップセットによる制約を受けることなく、SSDをHDDのキャッシュとして利用し、HDDのパフォーマンスを引き上げるというコンセプトで、
Intel SRT(Intel Smart Response Technology)
のような機能が利用できるという
「RevoDrive Hybrid」
も注目のモデルと言えるだろう。
Johnny Preston氏は「Intel SRTより書き込み性能が高いパフォーマンスが出ている」と説明。さらに「HDDを標準搭載せずに販売することも考えている」という。
なお現時点詳細スペック等は不明だが、2011年末から2012年初頭リリースを目途に鋭意開発が進められているという。
搭載するハードディスクはユーザーが選択できるような形になる可能性も。たしかにハードディスクを載せた基板は、ネジ留めされているだけで取り外しができるような構造だ
■その他の製品も画像でチェックしておく
会場ではこの他にもOCZブランドのSSDが勢揃い。6月21日付けで発表された「Deneva 2」をはじめ、いつの間にか(いや、着実に)2.5インチSATA3.0(6Gbps)インターフェイスモデルのラインナップは増え続け、容量バリエーションを含めると自作業界でもトップクラスのSSDメーカーに登り詰めた。
冒頭、OCZの販売戦略について触れたが、今回のメディア向け説明会で用意されたラインナップを改めて見ると、OCZの思い描くロードマップは順調に推し進められている事がお分かり頂けたのでは無いだろうか。
「Z-Drive R4 84」
「Z-Drive R4 88」
「Talos」
「Deneva 2」
「Agility3-2.5"」
「Solid3-2.5"」
取材・TEXT:GDM編集部 樋口 信二/Tawashi
株式会社アスク
http://www.ask-corp.jp/
OCZ Technology Group Inc.
http://www.ocztechnology.com/
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[エルミタ取材班] 「第2回クラブギガバイトワークショップ」に潜入してみた(2011/6/12)
http://www.gdm.or.jp/pressrelease/201106/12_01.html
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エルミタ的ロードマップ「PCカレンダー」
株式会社アスクで開催されたOCZのメディア向け説明会。「COMPUTEX TAIPEI 2011」開催中にGRAND HYATT TAIPEIスイートルーム一室で行われた同社のプライベート展示会を再現したものとなった
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