株式会社東芝(本社:東京都港区)は2011年8月2日、9.5mm厚サイズの2.5インチSATA HDD 1TBモデル「MQ01ABD100」など計5機種を発表した。いずれも今月中旬より順次量産が開始される。
■今月中旬より9.5mm厚、2.5インチ1TB HDD量産開始
記憶容量1TBを実現する2.5インチHDD「MQ01ABD100」が今月中旬より量産がスタートする。
今回発表された「MQ01ABD100」は、磁気ヘッドやディスク磁性層の改善により、面記録密度を従来機種「MK7559GSXP」に比べ、37%向上。839.1Mbit/mm2から1,153.4Mbit/mm2としたことで、1TBの大容量で9.5mm厚サイズを実現した。
また駆動音の低減も図られ、アイドル時では従来機種の25dBAから2dBAマイナスの23dBAとなり、エネルギー消費効率も約25%向上されている。
ディスク枚数は2枚で、ヘッド数は4。平均シーク時間は12msecで、インターフェイスはSATA2.0(3Gbps)。回転数は5400rpm、バッファ容量8MB。
なお今回の発表に合わせ、750GBモデル「MQ01ABD075」(ディスク枚数2枚/ヘッド数4)、500GBモデル「MQ01ABD050」(同1/2)、320GBモデル「MQ01ABD032」(同1/2)、250GBモデル「MQ01ABD025」(同1/2)も生産が開始される。 |