エルミタージュ秋葉原 [リリース] エルピーダ、円高によるDRAM不況の緊急対策について

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[リリース] エルピーダ、円高によるDRAM不況の緊急対策について
2011年9月15日 10:41 更新	2011年9月15日プレスリリース

　エルピーダメモリ株式会社（本社：東京都中央区）は2011年9月15日、円高水準と同社主力事業のDRAM市況悪化に対応する緊急対策をとりまとめ、6項目を発表した。

■DRAM市況悪化による緊急対策6項目発表

円高とDRAM不況の緊急対策について
■http://www.elpida.com/ja/news/2011/09-15.html

　対米ドルで昨年5月初旬の約95円から円高が進行。一昨年の9月上旬の約85円から今年の8月には一時75円台になるなど、歴史的円高を記録し、現在は77円前後を推移し、深刻なDRAM市況悪化が続いている。これに伴い、エルピーダメモリ株式会社は主力事業であるDRAM不況の緊急対策をとりまとめ、以下6項目を発表した。

（1）エルピーダで生産するDRAM製品の主力を、現行の容量2ギガビット品から、一部製品を除き、原則4ギガビット品へ移行。大容量製品へシフトすることで価格下落圧力に対応。

（2）広島工場では早急に製造プロセスの微細化を進め、生産性を向上。現行主流製造プロセス40nmから30nmなどへの切替を推進し、コスト低減を図る。

（3）部品調達において、材料、装置の集中購買等により米ドル建ての取引を拡大。為替変動リスクを抑制し、原価率改善を図る。

（4）円高・DRAM不況が継続した場合、それに対応するためグループ内において製品の特色に応じた生産体制の最適化推進を検討。広島工場の生産能力の一部を、コスト競争力の高い台湾の生産子会社・レックスチップ（Rexchip Electronics Corporation、瑞晶電子）へ段階的に移設することを検討。

（5）特許戦略において、エルピーダが保有する知的財産権を従来以上に積極活用し、特許収入を拡大。

（6）開発部門における開発品種の絞り込みと間接部門の業務効率化で経費圧縮を図ると共に、採用については中途採用を抑制（新卒採用の計画に変更無し）。さらに過去数ヶ月のDRAM市況と業績の悪化を鑑み、代表取締役社長兼CEOの報酬手取額を当面の間100％カット。

TEXT：GDM編集部松枝清顕

エルピーダメモリ株式会社
http://www.elpida.com/ja/index.html

■[リリース] エルピーダ、Nanya Technologyを特許侵害で提訴(2011/9/7)
http://www.gdm.or.jp/pressrelease/201109/07_04.html

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