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[エルミタ取材班] 第3回「クラブギガバイトワークショップ」開催。またもや未発売製品お披露目
2011年9月18日 5:15 更新	2011年9月17日アキバ取材班

　日本ギガバイト株式会社（本社：東京都千代田区）は2011年9月17日、秋葉原「GIGABYTEショールーム」（東京都千代田区外神田6-14-7　秋葉原トーセイビル1F）にて「第3回クラブギガバイトワークショップ、秋のGIGABYTE通信　～旬なGIGABYTE情報グルメをお届けします!!～」を開催した。今回も第2回に引き続き、その様子をレポートしたい。

■3回目を数えるGIGABYTEとユーザーの双方向コミュニケーションイベント

第3回クラブギガバイトワークショップ
秋のGIGABYTE通信　～旬なGIGABYTE情報グルメをお届けします!!～
会場：GIGABYTEショールーム
日時：2011年9月17日土曜日15:00～16:30
■http://www.gigabyte.jp/microsite/-24/workshop3.html

　日本ギガバイトが主催する同社スタッフと自作ユーザーの双方向交流イベント「クラブギガバイトワークショップ」。前回に続き、3回目となる今回は「旬なGIGABYTE情報グルメをお届けします!!」と題し、GIGABYTE製品の独自機能や未発売製品の発表が行われた。

■ローエンド向けの独自規格「Ultra Durable 4 Classic」

　今回のイベントで解説を行ったのは、日本ギガバイト株式会社営業部の岩政裕之氏。まず、同社独自規格である「Ultra Durable 4 Classic」についての解説を行った。

イベントではおなじみの日本ギガバイト株式会社・岩政裕之氏が中心となり、解説が行われた

「Ultra Durable 4 Classic」で一番の目玉となる「防湿」の仕組み。PCBに採用される繊維の網目間の隙間を減らすことで、従来製品よりショートしにくい設計になっているという

　「Ultra Durable 4 Classic」は、今後発売されるIntel H61 Expressチップセット搭載マザーボード向けに採用される規格で“PC自作ユーザーに日常起こりうる不具合などの機器から、最高の保護力を発揮する”事をコンセプトとしている。
　具体的には、湿気に強い「新開繊クロス方式」を採用したPCBによる「防湿」、より静電気に耐性のあるICチップを採用した「防静電」、電源サージに強いパーツを選定した「防電圧」、耐久性の高い固体コンデンサや発熱の少ないMOSETを搭載させることによる「防熱」等を念頭に設計することで、製品の長寿命化が図れるという。

高温環境での使用に耐えるパーツや、発熱の少ないパーツを採用

■「PCI-Express3.0（Gen3）」対応は？

次に、「正直、CPUが出てこない事には、、、」と前置きした上で、GIGABYTEマザーボードラインナップにおける「PCI-Express2.0」の次世代規格「PCI-Express3.0（Gen3）」への対応状況についても説明。すでに店頭に並んでいる「G1.Sniper2」のみ対応済みで、そのほかの製品については今後型番末尾に「/G3」がついた「PCI-Express3.0準拠」製品が順次発売される見込みとのことだ。

PCI-Express3.0（Gen3）対応製品には専用のロゴが印刷される

日本では特別に「/G3」の型番をつけた製品が登場する見込み

■日本独自の「省電力」ユーティリティが登場

　後半は実機を使ってのデモンストレーションが行われた。その中でもひときわ注目を浴びたのは、日本独自のユーティリティ「TDP（低電費）ユーティリティ」だ。
　これは、「CPU倍率を最低に設定」、「CPUコアを1コアのみ有効にする」、「Turbo Boost、IEEE1394、一部のSATA3ポート、シリアルポートを無効にする」、「省電力ソフトDynamic Enegy Server 2の節電レベルを最高の3に設定する」という項目を全て自動的に適用してくれるというもので、極限までの省電力化を実現できる実に思い切ったアプリケーション。
　実際にCPUとメモリに負荷をかける「Prime95」を実行させて消費電力をテストした結果、ピーク時のシステムの消費電力が133Wから80Wまで低下、50W以上の省電力を実現した。ただしシステムのパフォーマンスは低下するものの、「WEB閲覧やメール作成、SNS更新等なら違和感無く作業できるレベル」とのこと。

本来BIOS上で設定する項目を自動的に設定させるユーティリティ。まだ開発中のため、今後ダウンロード可能になる予定

左はTDPユーティリティをOFFにした通常の状態、右がONにした状態。下部の項目"Cores"、"Threads"に違いがある事がわかる

■あのソケットのMini-ITX版気になる未発売製品もこっそり公開

　また、AMD SocketFM1を採用するA75チップセット搭載Mini-ITXモデルの試作品もサプライズでお披露目され会場を沸かせた。
　まだまだ開発中のため基板に刻印されたリビジョンも低かったが、10月上旬の発売を予定しているという。A75チップ搭載のMini-ITXマザーボードはまだ種類が少ないので続報に期待したい。

型番は「GA-A75N-USB3」。発売は10月上旬予定で、価格は未定。なお今回は試作品のため、リビジョンは「0.1」

　普段お目にかかれないような製品や、担当者からの“ぶっちゃけ”トークなど、非常濃い内容となった「第3回ギガバイトワークショップ」。最後に、恒例となったギガバイト担当者との「交流会」が開催され、終了時間をオーバーしてしまうほどの盛況振りであった。

　回を重ねる毎に興味深い内容が披露される「ギガバイトワークショップ」。次回開催も前向きに検討しているとの事なので、今から「第4回」を心待ちにしたい。

取材・TEXT：GDM編集部樋口信二

日本ギガバイト株式会社
http://www.gigabyte.co.jp/

■[エルミタ取材班] 「第2回クラブギガバイトワークショップ」に潜入してみた(2011/6/12)
http://www.gdm.or.jp/pressrelease/201106/12_01.html
■［リリース] GIGABYTE、Intel Z68 Expressチップ搭載マザーボードを拡充。一挙6モデルリリース(2011/6/9)
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■［リリース] GIGABYTE、Intel主力プラットフォーム"Z68"搭載マザーボード一挙6モデル発表(2011/5/11)
http://www.gdm.or.jp/pressrelease/201105/11_02.html
■［リリース] GIGABYTE、独自ユーテリティ「EZ Smart Response」発表(2011/6/9)
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■［COMPUTEX TAIPEI 2011] 見晴らし最高の「台北101」36Fにも会場があったGIGABYTEブースを拝見(2011/6/7)
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