OCZ Technology(本社:アメリカ カリフォルニア州)から2011年10月20日に発表された、SATA3.0(6Gbps)インターフェイスを採用する2.5インチSSD「Octane」シリーズについて、11月末から12月上旬にかけて国内市場での販売が開始される予定だ。
■SATA3.0対応の新型コントローラーIndilinx製「Everest」採用
「Octane」シリーズは、OCZが3月に買収したIndilinx社製の新型コントローラー「Everest」を採用する2.5インチSSDの新製品。
SATA3.0(6Gbps)インターフェイスに対応し、スペックは最大読込560MB/sec、最大書込400MB/sec、4KBランダム読込45,000 IOPSの高速モデルに仕上げられた。
さらに混合/圧縮ファイルの高速転送を実現することで、様々なシーンにおいて高い性能を発揮するという。
またIndilinx独自の「NDuranceテクノロジー」により、従来品の2倍近い耐久性を実現。
その他、デュアルコアCPUコントローラ、最大512MBのDRAMキャッシュ、TRIMサポートなども特徴。ラインナップはSATA3.0(6Gbps)対応「OCZ Octane S2」と、SATA2.0(3Gbps)対応「OCZ Octane」で、容量は128GB/256GB/512GB/1TBが用意される。
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SATA3.0の他、SATA2.0(3Gbps)インターフェイスの「OCZ Octane」もラインナップ。容量は最大で1TBまで用意される |
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なお国内正規代理店の株式会社アスク(本社:東京都千代田区)の協力により、編集部がOCZ社から入手した情報によると、現時点での国内販売は11月末から12月上旬の予定。「採用コントローラーが自社製となるため、GB単価を抑えることに成功した」(OCZ)とのことで、およそ1.10〜1.30ドル/GB程度で提供できる予定。価格競争力においても、先行するMarvell(Crucial/Intel)やSandForce系SSDと十分対抗できるとしている。
なおエルミタージュ秋葉原では、「Octane」シリーズを近日レビュー予定。新たに登場したIndilinx「Everest」の実力のほどをじっくりと検証していきたいと思う。
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SATA3.0対応SSDでは、Marvell系コントローラー採用のCrucialやIntelが目下直近のライバル。「Everest」の実力は国内SSD市場の起爆剤となるのか |
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