LSI Corporation(本社:アメリカ カリフォルニア州)は2012年1月4日(現地時間)、SandForce(本社:アメリカ カリフォルニア州)の買収手続き完了を発表した。
■LSIによるSandForce買収完了。LSIは新部門立ち上げへ
現地時間1月4日、アメリカ カリフォルニア州に本拠地を置くLSI Corporationは、コンシューマ向けSSDコントローラーではトップシェアを誇る、SandForce社の買収手続き完了を発表した。
日本法人、LSIロジック株式会社(本社:東京都港区)発表の国内メディア向けリリースによると、今回の買収により「アプリケーションの持つ性能をアクセラレートするための幅広いフラッシュ・ベースのストレージ・ソリューションを製品ポートフォリオに加えることで、LSIは飛躍的に拡大しているフラッシュ・ストレージ市場 (ウルトラブック、ノートブック、エンタープライズSSD、フラッシュ・ソリューション)でのポジションをより強固なものにしていきます」としている。
さらにLSI COOであるジェフ・リチャードソン(Jeff Richardson)は「昨年10月のSandForce買収に関する発表への市場の反応は非常にポジティブなものでした。今回の買収手続きの完了により、LSIとSandForceのテクノロジーを組み合わせた、より優れた製品を市場に送り出すことが可能になります。これにより、LSIは市場で最も幅広い製品ポートフォリオを持つことになり、増加し続けるエンタープライズ/クラウド関連データに対応するためのソリューションを顧客に提供することができます」とコメントしている。
なお今回の買収により、SandForceの従業員のうち全世界で約190名がLSI新部門となるフラッシュ・コンポーネント・ディビジョン(FCD)に移籍。SandForceで社長兼CEOのマイケル・ラーム(Michael Raam)がFCDの責任者に就任する。 |