Leadtek Research Inc.(本社:台湾)の日本法人、リードテックジャパン株式会社(本社:東京都渋谷区)は2012年1月11日、Teradici社(本社:カナダ)製PCoIPプロセッサを搭載したゼロクライアント製品「WinFast VP200」シリーズとして、ホストカード「WinFast VP200H」、クライアント端末「WinFast VP200PS」「WinFast VP200PF」「WinFast VP200PSF」の取り扱いを発表した。発売はいずれも1月中旬の予定。
■「CPU」「OS」「HDD」が不要になるゼロクライアントの新製品
「WinFast VP200」シリーズは、「CPU」「OS」「HDD」を搭載しないゼロクライアントの新製品。クライアント側にデータがないため、ウイルス感染の心配がなく、クライアントごとのOSメンテナンスも不要。さらに、駆動パーツがないため、静音かつ、故障率の低いデスクトップ環境を構築できる。
また、「WinFast VP200」シリーズではTeradici社が開発したPCoIPプロセッサを搭載し、デスクトップの情報を高速に圧縮/伸張することが可能となった。これにより、これまでシンクライアントが苦手としてきたCADやコンテンツ編集といった高速な画像表示が必要な分野でも力を発揮する。
ちなみに、クライアント端末「WinFast VP200PS」「WinFast VP200PF」「WinFast VP200PSF」は、VMware社製デスクトップ仮想化アプリケーション「VMware View」にファームウェアレベルで対応するため、別途PCを用意することなく使用することができる。
対応OSはWindows 2000/XP/Vista/7、Linux、MacOS。ホストカードの対応インタフェースはPCI-Express(x1)で、DVIコネクタを搭載したグラフィックスカードが必要。クライアン端末の外部インタフェースはDVI-I×2、USB1.1×4(WinFast VP200PS/PSFでは×3 )、音声入出力、イーサネットコネクタまたはSFPファイバーコネクタを備える。 |