OCZ Technology(本社:アメリカ カリフォルニア州)は2012年1月9日(現地時間)、仮想化ストレージソリューションを提供するSANRAD, Inc(本社:イスラエル)の買収を発表した。買収総額はOCZの株式約210万株(約1,500万ドル)。
■OCZ、大規模向け仮想ストレージソリューションを提供するSANRAD社を買収
昨年は、SSDコントローラーメーカーIndilinxを買収するなど、精力的な活動を続けるOCZだが、2012年1月9日にSANRAD,Incの買収を発表した。
SANRAD,Incは2000年に設立された会社で、本社はイスラエル。データセンターなど大規模向けストレージ製品を得意としており、最近では仮想ソフトウェアのホストキャッシュとしてフラッシュメモリを使用する仮想ストレージソリューション「SANRAD VXL Software」を提供している。
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SANRADの仮想ストレージソリューション「SANRAD VXL Software」。仮想ソフトウェアのストレージキャッシュとしてフラッシュメモリを使用することで高速化を実現 |
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「SANRAD VXL Software」はVMware社、Microsoft社、Citrix社の仮想ソフトウェアの認証を受けていることから、OCZが得意としているPCI-Express対応SSDのデータセンターへの採用が加速されていくだろう。
また、今後イスラエルに、OCZの開発チームと共同でデザインセンターの設立も予定されている。買収総額はOCZの株式で約210万株(約1,500万ドル)。 |