AMD(本社:アメリカ)は2012年1月30日(現地時間)、Radeon HD 7xxxシリーズの最新GPU「Radeon HD 7950」を発表した。販売解禁の14:01から秋葉原主要PCパーツショップでも一斉に発売開始。国内代理店からも新製品リリースが続々アナウンスされ、エルミタではこれまで計6製品を紹介しているワケだが、ここでは国内未アナウンス主要製品をチェックしておきたい。
●ASUSTeK
HD7950-3GD5(コアクロック800MHz/メモリクロック5,000MHz)
HD7950-DC2-3GD5(コアクロック800MHz/メモリクロック5,000MHz)
HD7950-DC2T-3GD5(コアクロック900MHz/メモリクロック5,000MHz)
ASUSTeK(本社:台湾)からは3モデルが登場。リファレンス準拠の「HD7950-3GD5」はさておき、注目は3Slot占有デザインを採用する「DirectCU II」VGAクーラーを搭載する「HD7950-3GD5」と「HD7950-DC2T-3GD5」の存在だろう。デュアル100mmファンを搭載し、4本のヒートパイプをGPUコアに直接触。リファレンスモデルよりも20%高い冷却効果があると謳う。なおスペックは「HD7950-DC2T-3GD5」のみコアクロックが800MHzから900MHzにオーバークロックされている。
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HD7950-DC2-3GD5
HD7950-DC2T-3GD5 |
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●MSI
R7950 Twin Frozr 3GD5/OC(コアクロック880MHz/メモリクロック5,200MHz)
R7950 Twin Frozr 3GD5(コアクロック800MHz/メモリクロック5,000MHz)
R7950-2PMD3GD5(コアクロック900MHz/メモリクロック5,000MHz)
MSI(本社:台湾)はGlobalサイトにてHD 7950全4製品を発表。その内「R7950-2PMD3GD5 OC」については日本法人であるエムエスアイコンピュータージャパン株式会社(本社:東京都台東区)から即日アナウンスされ、2月上旬の発売が予告されている。特筆すべきはやはりデュアルファン搭載のオリジナルVGAクーラー「Twin Frozr」仕様だ。採用モデルは2製品で、コアクロック880MHz、メモリクロック5,200MHzのOC版と、リファレンススペック版がラインナップされている。
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R7950 Twin Frozr 3GD5/OC
R7950 Twin Frozr 3GD5 |
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●Pine Technology(XFX)
FX-795A-TDBC(コアクロック900MHz/メモリクロック5,500MHz)
FX-795A-TDFC(コアクロック800MHz/メモリクロック5,000MHz)
FX-795A-TNBC(コアクロック900MHz/メモリクロック5,500MHz)
FX-795A-TNFC(コアクロック800MHz/メモリクロック5,000MHz)
XFXブランドを展開するPine Technology(本社:香港)からは、計4種類のAMD Radeon HD 7950グラフィックスカードが発表されている。2Slot占有のデュアルファン仕様またはシングルファン仕様のVGAクーラーが用意され、それぞれリファレンス準拠のコアクロック800MHz/メモリクロック5,000MHz版と同900MHz/5,500MHzまでチューンされたオーバークロック版をラインナップ。出力インターフェイスはいずれもDVI×1、HDMI×1、mini DisplayPort×2が装備されている。
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FX-795A-TDBC/FX-795A-TDFC |
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FX-795A-TNBC/FX-795A-TNFC |
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●HIS(Hightech Information System Limited)
H795F3G2M(コアクロック800MHz/メモリクロック5,000MHz)
発売解禁と同時に秋葉原のPCパーツショップでも発売が開始された、リファレンス準拠モデル。HIS(本社:香港)と言えばオリジナルVGAクーラーを期待してしまうワケだが、ファーストリリースは“挨拶代わり”と言ったところ。
●PowerColor(TUL)
AX7950 3GBD5-2DH(コアクロック800MHz/メモリクロック5,000MHz)
PowerColorブランドを展開するTUL(本社:台湾)は、国内正規代理店のCFD販売株式会社(本社:愛知県名古屋市)からコアクロック880MHzにオーバークロックされた「AX7950 3GBD5-2DHPP」が発売された。このほかTULからはリファレンス準拠モデル「AX7950 3GBD5-2DH」も発表されている。比較的販売価格が手ごろなブランドだけに、国内でもリファレンス準拠モデルの取り扱いが開始されれば、最安値クラスが狙えるかもしれない。
●VTX3D
VX7950 3GBD5-2DH(コアクロック800MHz/メモリクロック5,000MHz)
VTX3D(本社:台湾)からは、リファレンス準拠のコアクロック800MHz、メモリクロック5,000MHzモデルの「VX7950 3GBD5-2DH」1モデルがラインナップ。ゴールドに“Ruby”をあしらったパッケージは先に発売されたRadeon HD 7970「VX7970 3GBD5-M2DHG」と共通。ただしコスチュームに違いがある。
●Club3D
CGAX-7957(コアクロック800MHz/メモリクロック5,000MHz)
エルミタではお馴染みのClub3D(本社:オランダ)からも、リファレンス準拠のHD 7950が発表されている。念のため確認しておくと、「CGAX-7957」のスペックはコアクロック800MHz、メモリクロック5,000MHzで、出力インターフェイスはDualLink DVI-I×1、HDMI×1、mini DisplayPort×2となり、2Slot占有シングルファンVGAクーラーが搭載されている。Club3Dだけに、同社が積極的に採用するオリジナルVGAクーラー「COOL STREAM」モデルがラインナップされる日もそう遠くないだろう。
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