LGエレクトロニクスの日本法人、LGエレクトロニクス・ジャパン株式会社(本社:東京都港区)は2012年2月14日、視差バリア方式を採用する25型裸眼3D対応液晶ディスプレイ「D2500N-PN」を発表した。発売は2月下旬予定で、価格はオープンプライス。
■位置を問わず最適な3D映像をメガネレスで楽しめるフルHD対応25型液晶
「D2500N-PN」は偏光(FPR)方式とは異なる視差バリア方式を採用した、3Dメガネ不要の25型裸眼3D対応液晶ディスプレイ。解像度は1920×1080で応答速度は5ms。入力端子はDVI-D(HDCP 対応)HDMIを備える。
視差バリア方式は、パネルに施された液晶フィルターが左眼用と右眼用のイメージを分離させてそれぞれの眼に映像を届けることで、裸眼による3D映像視を実現する方式。また視差バリアは3Dモード時のみ機能するため、2Dモードに切り替えることでフルHD対応の通常ディスプレイとしても使用できる。
さらに「ヘッドトラッキングカメラ」を使用して視聴者の顔の位置をリアルタイムで追跡する「ヘッドトラッキング機能」を搭載。視聴者の視聴角度と視聴距離を自動的に計算することで3D映像を最適化し、位置に関わらず常に高画質な3D映像の視聴が可能となっている。
「3Dカラーエフェクト」機能により明るく鮮やかな3D映像表示に対応するほか、輝度の低下を抑えながらの消費電力低減を実現した省エネ技術「SUPER Energy Saving」機能を搭載。また、裸眼対応3Dディスプレイとしては初めて、UL(Underwriters Laboratories)安全規格の認証を取得している。
主なスペックは、輝度250cd/m2、コントラスト比1,000:1(最大5,000,000:1)。外形寸法はW594.3×D259.7×H444.8mmで、重量は9.2kg。消費電力は通常動作時40Wで、オフ・待機時は0.5W以下。
なお、裸眼3Dを楽しむには事前に付属ソフト「TriDef」のインストールが必要。同ソフトはブルーレイソフトには対応しないほか、搭載するHDMI端子もAV機器やゲーム機からの3D入力に対応しないため、購入前には予め用途を確認しておいた方がいいだろう。 |