SanDisk(本社:アメリカ・カリフォルニア州)は2012年2月14日(現地時間)、ハイエンド向けの高速SSD「Extreme SSD」シリーズとOEM向け「X100 SSD」シリーズを発表した。いずれも対応インタフェースはSATA3(6Gbps)で、「X100 SSD」は2.5インチサイズに加えて、mSATAモデルもラインナップされている。
■SanDiskも高速SSDに本格参入開始
SanDiskからSATA3(6Gbps)対応SSDの新製品、「Extreme SSD」と「X100 SSD」が発表された。
「Extreme SSD」シリーズはコンシューマ向けのハイエンドモデルで、容量は120GB、240GB、480GBの3モデルがラインナップされている。搭載コントローラなどの記述はないものの、シーケンシャル読込最大550MB/sec、書込最大520MB/sec。ランダムアクセスが読込最大44,000 IOPS、書込最大83,000 IOPSと高速な転送速度を実現している。
MTBFは容量によって異なり、120GBが2,500,000時間、240GBが2,000,000時間、240GBが1,400,000時間で、3年間の製品保証が提供される。各モデルのデータ転送速度は以下の通り。
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120GB |
240GB |
480GB |
シーケンシャルリード |
550MB/sec |
550MB/sec |
540MB/sec |
シーケンシャルライト |
510MB/sec |
520MB/sec |
460MB/sec |
ランダム4K読込(最大) |
23,000 IOPS |
33,000 IOPS |
44,000 IOPS |
ランダム4K読込(最大) |
83,000 IOPS |
83,000 IOPS |
46,000 IOPS |
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「X100 SSD」シリーズは、ノートPCからデスクトップPCまで対応するOEM向けSSDの新製品。
容量は32GB、64GB、128GB、256GB、512GBの5モデルがラインナップされ、一般的な2.5インチサイズに加えてmSATAモデルも用意されている。なお2.5インチサイズのケース厚は7mmもしくは9.5mmから選択できるため、Ultrabookにも搭載できる。
転送速度は読込最大500MB/sec、書込最大420MB/sec。消費電力は動作時150mW、アイドル時75mW。なおMTBFは2,000,000時間となっている。
X100 SSD 主要スペック |
シーケンシャル読込 |
最大500MB/sec |
シーケンシャル読込 |
最大420MB/sec |
フォームファクタ |
2.5インチサイズ(7mm/9.5mm厚)
mSATA、独自形状にも対応 |
消費電力 |
動作時:150mW(3.3V動作)
アイドル時:75mW(3.3V動作) |
MTBF |
2,000,000時間 |
対応プラットフォーム |
Ultrabook、ノートPC、デスクトップPC |
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