NVIDIA Corporation(本社:アメリカ・カリフォルニア州)は日本時間2012年5月10日22時01分、「Kepler」採用のハイエンドGPUでは2モデル目となる「GeForce GTX 670」を正式発表した。
■さらに消費電力を抑えたパフォーマンスモデル「GTX 670」
Kepler採用GPUとしては2モデル目になるGeForce GTX 670(以下、GTX 670)が登場した。現在市場で人気の高いGeForce GTX 680(以下、GTX 680)と同じく、28nmプロセスを採用し、バスインターフェイスはPCI-Express3.0(Gen3)に対応する。
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NVIDIA GeForce GTX 670(画像は「N670GTX-PM2D2GD5/OC」) |
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GTX 680との比較では、CUDAプロセッサ数が1,536基から1,344基(SMX数が8から7)へと削減され、GPUコアクロックとBoostクロックも1006MHz/1058MHzから915MHz/980Mhzへ低下。それ以外のスペックは同等で、メモリクロック6,008MHz、メモリバス幅は256bitでGDDR5 2GBメモリを実装する。
なお最大消費電力は170Wとされ、PCIe外部電源も6+6pinという構成に変更はないFermiの弱点である発熱と消費電力を大幅に改善したKeplerだが、今回発表となったGTX 670でもその威力は遺憾なく発揮されている。
リファレンスカードの映像出力は、DVI-I×2、HDMI×1、DisplayPort×1で4画面同時出力に対応。冷却クーラーは2スロット占有タイプだがGTX 680のリファレンスクーラよりは、やや簡略化された印象。
国内での販売は発表と同時に解禁されている。秋葉原にあるPCパーツショップでは、翌11日(木曜日)の開店時から一部メーカーの製品が購入可能。オーバークロック版も含めて販売価格は概ね約42,000円〜48,000円の予定。 |