東芝(本社:東京都港区)は2012年5月15日、Western Digital(本社:アメリカ)の3.5インチHDD製造設備の取得と東芝ストレージデバイス・タイ(所在地:タイ パトゥンタニ県)の株式売却などの資産取引が完了したことを発表した。
■東芝、WD社のサーバー向けストレージ「ニアライン」向け設備を取得
東芝およびWestern Digital(以下WD)は2月29日付プレスリリースで発表された、HDD関連資産取引の完了を発表した。
今回の資産取引により、東芝はWD社が所有するコンシューマ向けデスクトップ用3.5インチHDDにおける一部の製造設備および知的財産と、今後成長が見込まれるサーバー向けストレージ「ニアライン」向けの一部製造設備を取得。一方、東芝のHDD製造拠点のひとつ、東芝ストレージデバイス・タイの全株式をWDへ譲渡した。
なお東芝は今回の資産取引により、2014年度にはストレージ事業の売上高を現状の約2倍、8,000億円にすることを目指すとしている。 |