和櫻工房(Atelier Wazakura)は2012年5月28日、総本革張りのキーボード「HONKAWA 2(本革弐)」を発表した。直販サイトにおける価格はキートップ刻印有りモデルが税込25,200円で、無刻印モデルが税込16,800円。6月1日より受注が開始される予定。
■細部にまでこだわり抜いた、経年変化が楽しみな“成長する”キーボード
和櫻工房より、本革張り加工を施したユニークな日本語キーボード「HONKAWA 2(本革弐)」が発表された。同工房がかつて製作していた革張りキーボード「HONAKWA(本革)」の後継機にあたる製品で、革製品としてのさらなる品質向上が果たされている。ラインナップはキートップに印字が刻印された通常モデルと、無刻印モデルの2モデル。
なお、製作時間を度外視した製品のため、毎月10台の限定出荷となる。
キートップごとに丁寧なコバ処理(革の端の処理)が施されるほか、使用される本革はあえて特殊なコーティングをしないオイル仕上げの“ヌメ革”仕様。使い込むごとに表面の革があめ色に変化する、革本来の味が楽しめる作りに仕上げられている。
さらに従来特殊シートを貼り付ける方式だった刻印方法を変更し、キーひとつひとつに刻印を打ち込む伝統的な製法に回帰。より革製品としての完成度を高めるよう工夫された。
キーボードとしての仕様は、入力しやすいパンタグラフスイッチを搭載する、省スペースな103キー日本語配列。遠くのキーが押しやすいカーブ形状に成型され、使用頻度の高い「Enter」キーも大型サイズを採用する。キーピッチは一般的な19mmで、キーストロークは3.3±0.2mm、動作力は58±8g。
外形寸法はW390×D127×H21.5mmで、重量は約600g。接続インターフェイスはUSBで、付属のアダプタ使用によりPS/2にも対応する。ケーブル長は1.5m、ケーブルは左右と中央の3方向に固定可能だ。 |