ASUSTeK Computer Inc.(本社:台湾)は6月5日、COMPUTEX TAIPEI 2012の開催にあわせて「R.O.G.」(Republic of Gamers)ブランドのプレス向け発表会を開催した。「Maximus V Extreme」や「Maximus V Formula」といった新作マザーボードに加え、20フェーズ電源回路を備える「HD 7970 Matrix」など新製品が多数お披露目された。
「Maximus V Formula」は、電源部の冷却に水冷システムを利用可能な「Fusion Thermo」を搭載したゲーミングマザーボード。ASUSTeKによれば、パッシブヒートシンクに比べ25%冷却性能が向上され、高負荷時でも安定した動作が可能という。またネットワークにはIntel製チップをデュアルで装備し、サウンド機能にはSupremeFX IVが採用される。
電源部の水冷も可能なゲーミング向けマザーボード「Maximus V Formula」
ヒートパイプの横に水冷用チャネルを備え、水冷システムでも電源部を効率良く冷却できる
ASUSTeKによれば、パッシブヒートシンクに比べて25%冷却性能が改善できるという
■20フェーズ電源を備えるオーバークロック向けRadeon HD 7970「Matrix HD 7970」
グラフィックスカードの新モデルとして発表されたのが、Radeon HD7970を搭載した「Matrix HD 7970」。こちらもオーバークロックに特化した製品で、3スロット占有オリジナルクーラー「Direct CU II Thermal」により強力な冷却が可能。さらに20フェーズの「DIGI+VRM」電源回路、「VGA Hotwire」ポート、駆動電圧やファンのスピードをコントロールする「TweakIT」ボタンが搭載される。
3スロット占有オリジナルクーラー「Direct CU II Thermal」を搭載した「Matrix HD 7970」