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[COMPUTEX] ASRock、OC仕様のカスタムマザーを投入。「A10-5800B」の実動デモも実施中

2012年6月9日 18:20 更新
2012年6月8日取材
 
  国内のみならず、世界のマザーボード市場でも強烈な存在感を放っているASRock Incorporation(本社:台湾)。COMPUTEXのようなお祭り的な雰囲気が実にお似合いな同社が今回持ち込んだのは、新シリーズのハイエンドマザーボードだ。


COMPUTEX TAIPEI 2012インデックスページ
http://www.gdm.or.jp/pressrelease/201206/computex_index.html


■オーバークロックに特化した「Formula」シリーズが登場

ASRock台湾本社マーケティング本部長・クリス=リー氏。日本にもたびたび来日し、毎回積極的にプロモーション活動をしているのはエルミタ読者ならご存じの通り
Intel Z77 Expressを搭載するマザーボード「Z77 OC Formula」。世界的に著名なオーバークロッカーであるNickShih氏を社内に招聘し、完全プロデュースとして夏には発売予定という

 マザーボードの新製品を次々と市場に送り込むASRockが今回のCOMPUTEXでお披露目したのが、オーバークロッカー向けに特化された「Z77 OC Formula」だ。
 「速いカラーリングといえばランボルギーニやポルシェ、フェラーリでも採用されているイエロー。そう思うだろ?」と語るのは、日本のユーザーにもお馴染みのASRock台湾本社マーケティング本部長・クリス=リー氏
 「Z77 OC Formula」は世界的に著名なオーバークロッカーであるNickShih氏が完全プロデュースしたというもので、随所にオーバークロッカー向けに特化された機能がちりばめられているという。

 またNickShih氏は「正式にASRockの社員となって開発チームに加わっている」とのこと。これにより通常モデル、Fatal1ty(本名:ジョナサン=ウェンデル)プロデュースの「Fatal1ty」シリーズ、そして最上位に「Formula」シリーズが加わることになる。
 なお現在開発中という「Z77 OC Formula」だが、見た限りほぼ完成している。「発売については7月〜8月だ」というコメントももらえたので、そう遠くない日に日本でも購入できるようになるだろう。

電源部分に搭載されるヒートシンクは40mmファンによる空冷に加え、水冷にも対応する
OC向けに特化したモデルだけに、余分なデバイスは搭載されていない。多機能なモデルが欲しければ他のシリーズで、、、ということらしい


■Trinityこと「A10-5800B」の実動デモも実施中

 その他に気になったモデルは以下の通り。興味深いところではSocket FM2についてのクリスの見解。「ASRockはメインのSocket FM2対応モデルではチップセットにA75を採用する。理由は単純だ。A75と新型のA85の違いはSATAのサポート数のみ。6ポートから8ポートになっただけなのにコストは高い。それならばA75のままSocket FM2をサポートさせて、マザーのコストを下げたほうがよい」とのこと。他社製のSocket FM2対応マザーでも見られた光景なので、おそらく皆が思っていることなのだろう。なお、同ブースではTrinityこと「A10-5800B」の実動デモも行われていた。

「発売日予定はAMDに聞いてくれ」ということで「A10-5800B」のデモが普通に行われていた。アキバなら大変なことになっているが、これもお祭りということなのか
X79搭載のスーパーハイエンドモデル「X79 Extreme11」は、国内イベントで登場済み。以後アップデートはなく、2基のPLX製コントローラーによるPCI 3.0のフルレーン4way SLIやLSI製のSASコントローラー装備でSATAポートは計14基を備える
Thuderboltを備える「Z77 Extreme6/TB4」。他社との違いとして2ポート/4チャンネル仕様をアピール。NASと液晶モニタに入出力されていた
近いうちに進出が始まるサーバー系マザーボードの市場。Xeon対応の製品がいくつか準備中とのことだった

取材/TEXT:GDM編集部 Tawashi

COMPUTEX TAIPEI 2012
http://www.computextaipei.com.tw/ja_JP/index.html
ASRock Incorporation
http://www.asrock.com/

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http://www.gdm.or.jp/pressrelease/201006/computex_index.html

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