MSI(本社:台湾)国内正規代理店、株式会社アスク(本社:東京都千代田区)は2012年6月25日、究極のオーバークロック動作を実現できるNVIDIA GeForce GTX 680グラフィックスカード「N680GTX Lightning」について、新規取り扱い開始を発表した。発売は7月3日で、市場想定売価は税込73,000円前後。
■12フェーズ電源回路やGPU Reactorで極限までOC可能なGTX 680
NVIDIA GeForce GTX 680を搭載したグラフィックスカードの新製品。バスインターフェイスはPCI-Express3.0(x16)で、Direct X11.1に対応。
極限のオーバークロックを実現するため、グラフィックスカードでは、異例とも言える12フェーズ電源で構成される「Unlocked Digital Power」を採用。さらにボトルネックとなる、各種保護機能やフェーズスイッチを無効にした「Unlock BIOS」や、安定した電源供給やリップルノイズを低減させる追加基板「CPU Reactor」が搭載される。またMSIが定める品質基準「ミリタリーIIIクラス」の最高ランク、スター6に基づいたコンポーネントが採用され、耐久性、効率、信頼、機能のすべてに妥協ない設計とした。
なお搭載されるVGAクーラーは「プロペラブレードテクノロジ」を採用した100mm径ファン×2基と、2本の8mmφヒートパイプを配する「Twin Frozr IV」。MSIによれば、リファレンスデザインに対して、GPU温度を16℃低下させつつ、6.7dbの静音化も可能という。
主なスペックは、コアベースクロック1,110MHz(リファレンス1,006MHz)、ブーストクロック1,176MHz(リファレンス1,058MHz)へと高められたオーバークロックモデル。その他はリファレンス仕様で、シェーダ数1,536基、メモリクロック6,008MHz、メモリバス幅は256bitでGDDR5 2,048MBメモリを実装。出力インターフェイスは、DualLink DVI-I×1、DualLink DVI-D×1、HDMI×1、DisplayPort×1。PCI-Express補助電源はオーバークロックによる消費電力増加に対応するため、8pin×2へと変更された。
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