EIZOブランドを展開するナナオ株式会社(本社:石川県白山市)は2012年7月24日、グラフィックス市場向けカラーマネージメント液晶ディスプレイ「ColorEdge」シリーズのラインナップを一新。新たに「CG246」「CX240」「CS230」の3モデルを発表した。ミドルレンジモデル「CX240」を皮切りに8月8日より順次発売される予定で、価格はそれぞれオープンプライス。
■映像制作特化モデルなど、ニーズに合わせた3モデルをラインナップ
ナナオがEIZOブランドで展開する、クリエイター向け液晶ディスプレイ「ColorEdge」シリーズの新製品。市場のニーズに合わせた3シリーズ3製品がラインナップされる
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正確な色表現を可能にする独自の輝度ムラ・色度ムラ補正(デジタルユニフォミティ補正)回路を搭載し、画面全体・全階調で補正を実行して画面の表示均一性を保つ特別設計。さらに工場で1台ごとに理想のガンマ値になるよう個別調整が施されるため、個体ごとにバラつきのない滑らかな階調表現を実現、多画面表示でも違和感が生じない。
ラインナップ最上位にあたる24.1型の「CG246」は「内蔵キャリブレーションセンサー」を搭載するほか、黒のディテール表現力を向上。さらに放送規格で定められた色域・ガンマ値を再現する「カラーモード」、字幕などの情報配置を確認できる「セーフエリアマーカー機能」など映像制作に特化した専用機能が満載されている。さらに電源を入れてからわずか7分(従来比4分の1以下)で輝度・色度・階調特性が安定するため、素早く作業に着手できる。
24.1型のミドルレンジモデル「CX240」と23.0型のエントリーモデル「CS230」はディスプレイ単体でのキャリブレーションには対応しないものの、キャリブレーションソフトウェア 「ColorNavigator」と専用キャリブレーションセンサー(EX2)を付属したモデルをラインナップ。さらに「ColorEdge」シリーズとして初めて、白色点・輝度を保持する自動補正機能「内蔵コレクションセンサー」を搭載する。
なお、「CX240」は「CG246」と同様、起動後7分で表示が安定するよう設計されている。
外形寸法と重量は、「CG246」がW575×D417〜545×H245.5mmで約9.9kg、「CX240」がW575×D417〜545×H245.5mmで約9.8kg、「CS230」がW544×D372.5〜526.5×H245.5mmで約7.5kg。入力インターフェイスはそれぞれDisplayPort×1(HDCP対応)、DVI-I 29ピン×1(HDCP対応)、HDMI×1(HDCP対応)。液晶パネルを含め、購入から5年間の無償保証が提供される(ただし使用時間は30,000時間以内)。
なお、今回発表された3モデルのほかに27.0型の「CG276」、「CX270」が2012年末までにラインナップに加えられる予定。 |