■Vol.274 三月兎2号店 原田さん
「Android内蔵トラックボール(仮)」
売価プライスレス
※改造品のため販売などの予定なし |
三月兎2号店にて再会したのは、今となっては懐かしいトラックボールの名機「Microsoft Trackball Explorer」。個人的にはKensington派だけどやはり良い物はイイ、などという感慨は先端から伸びるHDMIケーブルが吹き飛ばしてくれた。あれ、コレ普通のトラックボールじゃないぞ・・・!?しかもあちこちが変!
【説明開始】なんと、この中には手のひらサイズの“FRISK型”Android端末がそのまま入っていて、HDMIケーブルでディスプレイに繋いだ挙句、このトラックボールで操作できるのだ!【説明終了】
以降は、慌てる取材班を眺めつつ不敵な笑みを浮べている改造番長の原田さんに話を聞いてみることに。いやー、その発想はなかった。
「どうです、ちょっとはビックリしてくれました?。今月初めぐらいから売ってる“FRISKケースみたいなAndroid端末”こと『Android mini PC』(7,980円)、コイツを見た時から何かできるんじゃないかと色々考えてたんですよ。そこで昨日の休みに一念発起、6時間飲まず食わずで一気にトラックボールとの合体を敢行しました。急ごしらえなんで作りはチョットばかり残念な部分もありますが、ちゃんとAndroid端末として動作します。もちろん操作はこのトラックボールでね!・・・ホントは最初マウスの中に入れようと思ったんですけど、単純に余裕がなくて入らなかったんですよ。
まぁその苦労は中を見てもらえば多少分かってもらえると思います。マウスを諦めてチョイスしたこの『Microsoft Trackball Explorer』の中も結構キツキツ。説明すると、Android端末の基板とトラックボールをUSB接続しつつ、外部にもポートを出すためにUSBハブ(680円)の基板を拝借して中継に使っています。それからトラックボールの基板は邪魔だったので移動させて、さらに支柱やらフレームが引っかかれば削り取るといった具合で・・・ありとあらゆる配置を変えてはホットボンドで固定しています。内部に関してはあまり原型が残ってないかもしれませんね。・・・さっきも言った通り作りはアレなんで、あんまりまじまじと見ないでください。ちなみに電源用のACはHDMIケーブルと並んで前から接続する仕様です。
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「Microsoft Trackball Explorer」に内蔵されているのは、今月初めから販売されている“FRISKケースみたいなAndroid端末”こと『Android mini PC』(7,980円/画像左) |
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微妙にフレームで浮いている所があるとか、小さい(?)ことを除けばまず問題ないんですが(動くしね)・・・多少気になるのが熱の問題ですね。このAndroid端末は結構発熱が高くて、トラックボールに乗せてる手にもしっかり熱が伝わってきます。一応対策として通気口をあちこちに開けてあるんですけど、なんとそこ以外にクリックボタンの隙間からも熱が出てくるんですよ。冬はいいとして、これからの季節はちょっとね・・・。一応板状のヒートシンクなんかを用意してもうちょい改良するつもりですが、まずこれをもって完成としてもいいと思います。問題はできあがったこの端末を何に使うかっていう、そういう話ですね・・・」 |