|
|
|
|ベンチマークテストを行ってみる
外装パッケージ、および本体をチェックしたところで、早速「CSSD-F200GB2-BRKT」の実力を検証してみたい。
検証に用いたのはお馴染みの「CrystalDiskMark 3.0」と、「HD Tune Pro 4.01」。なおSandForce社製コントローラーはデータ圧縮による書込で高速化が図られているため、「CrystalDiskMark 2.2」では思うようにスコアが伸びなかった。ただし先日「3.0」にバージョンアップされた事により、それにも対応するようバージョンアップがなされているのは前回のテスト時にご説明した通りで、今回も存分にSandForce社製コントローラーチップモデルの検証を行う事ができる。では早速テストを行ってみたい。なおテスト環境は以下通りで、ここ数回お届けした「速攻撮って出し」とは若干スペックになっている事をお断りしておく。
|
テスト環境 |
CPU |
Intel「Core i5-750」 Lynnfield
(2.66GHz/TB時最大3.20GHz/TDP95W) |
マザーボード |
GIGABYTE 「P55A-UD3」
(Intel P55チップセット/ATX) |
システム |
OCZ Vertex Series 120GB(SATA2/2.5インチ) |
メモリ |
OCZ「OCZ3P1333LV4GK」
(1333MHz/PC3-10666/CL 7-7-7-20/1.65v) |
VGA |
XFX「HD-567X-YNFC」
(Radoen HD 5670 512MB DDR5) |
OS |
Windows 7 Ultimate 64bit |
|CrystalDiskMark 3.0ベンチマークテスト
デフォルト (ランダム)、All 0x00 (0Fill)、All 0xFF (1Fill)の3パターンでそれぞれ計測を行っている。テスト回数はデフォルトの5回。また、テストサイズはそれぞれ50MB/100MB/500MB/1000MB/2000MB/4000MBの6パターンとなっている。ご存じのようにファイルサイズや計測方法によりスコアは大きく変わるため、計測結果に関しては、敢えて個別の解説は行わない事とした。
■CrystalDiskMark 3.0ベンチマーク(デフォルト)
|
|
CrystalDiskMark 3.0 【50MB】 |
CrystalDiskMark 3.0 【100MB】 |
|
|
|
|
CrystalDiskMark 3.0 【500MB】 |
CrystalDiskMark 3.0 【1000MB】 |
|
|
|
|
CrystalDiskMark 3.0 【2000MB】 |
CrystalDiskMark 3.0 【4000MB】 |
■CrystalDiskMark 3.0ベンチマーク(All 0x00)
|
|
CrystalDiskMark 3.0 【50MB】 |
CrystalDiskMark 3.0 【100MB】 |
|
|
|
|
CrystalDiskMark 3.0 【500MB】 |
CrystalDiskMark 3.0 【1000MB】 |
|
|
|
|
CrystalDiskMark 3.0 【2000MB】 |
CrystalDiskMark 3.0 【4000MB】 |
■CrystalDiskMark 3.0ベンチマーク(All 0xFF)
|
|
CrystalDiskMark 3.0 【50MB】 |
CrystalDiskMark 3.0 【100MB】 |
|
|
|
|
CrystalDiskMark 3.0 【500MB】 |
CrystalDiskMark 3.0 【1000MB】 |
|
|
|
|
CrystalDiskMark 3.0 【2000MB】 |
CrystalDiskMark 3.0 【4000MB】 |
|HD Tune Pro 4.01ベンチマークテスト
|
Benchmark Read |
|
|
Benchmark Write |
|
|
Random Access Read |
|
|
Random Access Write |
|
|
File Benchmark 512MB |
|ATTO Disk Benchmark
|
ATTO Disk Benchmark v2.46 |
|総評 SandForce SF-1200登場で懸念されるSSDの今後
ご覧の通り、「SF-1200」のポテンシャルの高さを再認させられる結果となった。これにより考えさせられたのは、SandForce社製コントローラーの出来の良さだけでなく、今後リリースされるSandForce社製以外のSSDの立場だ。
確かに「SF-1500」に比べれば数字上でも下位チップである事は間違いの無い事実だが、シーケンシャルリード/ライトのスコアを見る限り、既存のチップとは格差が大きい。もちろん実売価格はお世辞にも「安い」とは言えないレベルだが、その能力から雲の上の存在というほどではないだろう。
未だ成熟しきれてはないSATA 6Gbpsインターフェイスとの兼ね合いを牽制しつつ、ベンダーにとっては「転送速度」、「容量」、「価格」のバランスをいかにうまく見極めて行くかがこれまで以上に厳しくなったと言える。さらに重要なファクターとして「ユーザー」の存在を忘れるワケには行かない。たった1年でこれほどまでにSSDは進化してしまったのだ。それを知った以上、これまでのように闇雲に新製品をリリースしたところで売れる理由は見当たらない。
急激なSSDの進化により、市場に妙な閉塞感が生まれる事を懸念しつつ、さらにどのような進化が待っているのだろう。ここはマイナス思考ではなくプラス思考で次なる猛者を待つことにしよう。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
【基本スペック】
・容量 200GB
・フォームファクター 2.5インチ
・インターフェイス SATA 3Gb/s
・コントローラー SandForce SF-1200
・フラッシュタイプ Micron MLC NAND
・最大読込 285MB/sec
・最大書込 275MB/sec
・Windows 7 Trimコマンド対応
・動作電圧 5V±5%
・動作環境温度 0℃〜70℃
・サイズ 100mm×69.85mm×9.5mm
・重量 65g
・保証 2年間
・付属品 2.5→3.5インチ変換アダプタ
・発売日 2010年4月10日
・店頭予想売価 79,800円前後
・メーカー製品情報
・代理店製品情報
問い合わせ先
株式会社リンクスインターナショナル
http://www.links.co.jp/ |
|
|
|
|