今回の「エルミタ的一点突破 SSD編」で取り上げるのは、1月に発売が開始されたばかりのPLEXTOR「PX-M3」シリーズの256GBモデル「PX-256M3」と、今月中旬の発売が予定されている「PX-M3P」シリーズの256GBモデル「PX-256M3P」の2機種だ。いずれもコントローラーはMarvell「88SS9174」、MLC NANDフラッシュは東芝製が採用されている。
以前のインタビュー記事でもお伝えしたように、速度だけでなく安定性や品質も重視するPLEXTORブランドの新製品ということで、その実力をじっくりとチェックしていくことにしよう。 |
|Marvellコントローラーと東芝製MLC NANDフラッシュにこだわるPLEXTOR
PLEXTORブランドのSSDについて、エルミタでは「PX-M2S」シリーズと「PX-M2P」シリーズの検証を行った。
いずれも、コントローラーはMarvell製「88SS9174」、MLC NANDフラッシュは東芝製34nmプロセス品という構成で、特に「PX-M2P」はシーケンシャル、ランダムとも高速なことから人気の高い製品だ。
今回検証を行う「PX-256M3」と「PX-256M3P」もコントローラーにはこれまで同様Marvell「88SS9174」を搭載する。またMLC NANDフラッシュも東芝製を採用しているが、製造プロセスは34nmから24nmへと変更されている。製造プロセスが変われば特性も変わってくることから、この変更がどのように性能に影響してくるのかは気になるところだ。
ちなみに、キャッシュメモリはDDR3 512MB(128GBモデルは256M)を備え、PLEXTOR独自機能により、長期使用時の速度低下を防ぐと共に高い信頼性を確保しているのはこれまでと同様だ。
PX-M3シリーズ「PX-256M3」
コントローラー |
NAND |
I/F |
最大読込 |
最大書込 |
|
|
|
|
|
|
|
PLEXTOR PX-M3シリーズ「PX-256M3」 |
|
|
型番 |
PX-256M3 |
容量 |
256GB |
インターフェイス |
SATA3.0(6Gbps) |
コントローラー |
Marvell 88SS9174 |
NAND |
TOSHIBA製MLC |
最大読込 |
510MB/sec |
最大書込 |
360MB/sec |
4KBランダム読込 |
70,000 IOPS |
4KBランダム書込 |
65,000 IOPS |
キャッシュ容量 |
DDR3 512MB |
主な機能 |
Instant Restore、TrimCommand技術
Dynamic Wear Leveling、Bad Block Manage |
外形寸法 |
W69.85×D100×H9.5mm |
重量 |
75g |
耐衝撃性 |
1,500G |
MTBF |
1,500,000時間 |
保証期間 |
5年間 |
|
|
「PX-256M3」の「CrystalDiskInfo 4.2.0」結果 |
|
|
PX-M3Pシリーズ「PX-256M3P」
コントローラー |
NAND |
I/F |
最大読込 |
最大書込 |
|
|
|
|
|
|
|
PLEXTOR PX-M3Pシリーズ「PX-256M3P」 |
|
|
型番 |
PX-256M3P |
容量 |
256GB |
インターフェイス |
SATA3.0(6Gbps) |
コントローラー |
Marvell 88SS9174 |
NAND |
TOSHIBA製MLC |
最大読込 |
540MB/sec |
最大書込 |
420MB/sec |
4KBランダム読込 |
75,000 IOPS |
4KBランダム書込 |
68,000 IOPS |
キャッシュ容量 |
DDR3 512MB |
主な機能 |
Instant Restore、TrimCommand技術
Dynamic Wear Leveling、Bad Block Manage |
外形寸法 |
W69.85×D100×H7mm |
重量 |
65g |
耐衝撃性 |
1,500G |
MTBF |
1,500,000時間 |
保証期間 |
5年間 |
|
|
「PX-256M3P」の「CrystalDiskInfo 4.2.0」結果 |
|
|
|