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|筐体表面のラバーコーティングは秀逸
|他社製品にはない手触りのよさが魅力
「Quick Fire Rapid」シリーズが採用するフレーム表面のラバーコーティングは、CM Stormブランドが掲げる同シリーズのセールスポイントのひとつ。この項では特にこのラバーコーティングについてチェックしていきたい。
メカニカルキーボードに関わらず、キーボードのフレームはプラスチック素材そのものを加工した場合がほとんどで、同シリーズのように丁寧なコーティングが施されたモデルはほとんど見当たらない。
そして実際に触ってみると、まずその手触りのよさに驚かされる。しっとりとした心地よい手感触は出色の仕上がりで、このあたりは素材にこだわったPCケースをリリースし続ける同社の矜持が垣間見える部分ではないだろうか。
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ワンポイントながら自己主張する「CM Storm」のロゴマーク。表面のラバーコーティングは通常のモデルではなかなかお目にかかれない注目のポイント |
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|消えにくいレーザー刻印はゲームユースに最適
|ゲーマーに優しいキー形状やレイアウトを採用
「Quick Fire Rapid」シリーズを眺めたときにまず目を奪われるのはキートップを飾るそのスタイリッシュなフォントだ。ここでは同シリーズがキートップに採用するレーザー刻印に注目してみよう。
レーザー刻印はキー表面を炭化させて焼き付けるように印字するため、プリントを貼り付けるだけの一般的なシルク印刷とは比較にならない耐摩耗性の高さが特徴。剥がれ落ちるということがなく物理的に削れるまで刻印が消えないため、特定のキーを酷使するゲームユースでは最適な印字方法と言えるだろう。
そして同時にキーキャップ形状も押さえておきたい。同シリーズを横から眺めると、キーの形が階段状の曲線を描いている。これは「ステップスカルプチャー」と呼ばれる、上段と下段のキーどちらも違和感なく押せるように人間工学的に工夫された形状。自然な体勢でキーが押せるためタッチタイピングに最適で、かつ疲れにくいのが特徴だ。
疲れにくいと言えば、同シリーズが採用するテンキーレスレイアウトはマウスまでの距離が短くなるため、ゲームユースとの相性が非常によいことで知られている。FPSなど動きの激しいゲームをプレイする場合を考えると、より高い自由度を求めて大型のマウスパッドをチョイスするユーザーも多く、マウスとキーボードの距離は意外なほど大きい。テンキー分の移動距離を節約できるこのレイアウトはゲーマーの疲労軽減に大いに貢献してくれるだろう。
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テンキーがない省スペースな筐体。マウスとの移動距離が短いのはゲームシーンのみならず、日常用途でも役に立つポイント。テンキーの使用頻度にもよるが、一度は試してもらいたいレイアウト |
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カナ無刻印のおかげで英語キーボードのようなスッキリした外観。ローマ字入力専用なら導入に迷うことはない |
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列ごとにキーキャップの形を変えた「ステップスカルプチャー」形状。上下列のキーを違和感なく押せるため、疲労軽減に役立つ |
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|定番の交換用キーキャップが付属
「Quick Fire Rapid」シリーズは全モデル共通で、ゲームでの使用頻度が高い「W」「S」「A」「D」キーの交換用に、キートップにそれぞれ上下左右の方向マークを印字したオリジナルデザイン・キーキャップが付属する。目に鮮やかな赤色を採用するので、交換部を基準点にして周囲のキーを迷わず押せるのが利点だ。
さらにユニークな「Cooler Master」キーも付属。「Windows」キーや「無変換」キーと交換可能なので、該当のキーにゲームのコマンドを割り当てている場合などは重宝しそうだ。
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交換用キーキャップ装着イメージ。とっさに手元を見る場合は非常に頼もしい基準点になるだろう。ちなみに「Cooler Master」キーは2つ付属する |
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