「Fusion APU」の第一弾として今回発表されたのは、ローエンドノートPCや一体型プラットフォーム向けの「AMD Eシリーズ」と、ネットブック向けの「AMD Cシリーズ」の2種類。いずれも小型/省電力プラットフォーム向けのプロセッサだ。
CPUコアには低消費電力ながら「Out-of-Order」命令に対応する新型「Bobcat」コアを採用。GPUコアとして「Eシリーズ」は「Radeon HD 6310」を「Cシリーズ」は「Radeon HD 6250」をそれぞれ採用する。
「Radeon HD 6310」はDirectX11対応のGPUコアでコアクロックは500MHz、シェーダープロセッサ80基、さらに動画支援機能となるUVD3を搭載。一方、「Radeon HD 6250」は消費電力を削減するため動作クロックが280MHzに抑えられている以外は「Radeon HD 6310」と全く同じ仕様となっている。また内蔵するメモリコントローラはシングルチャネルのDDR3-800/1066に対応し、最大2DIMMまでをサポートする。なお「Fusion APU」の主な仕様は以下通り。