エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.109　GIGABYTE製X79マザーボードの鉄板モデル「GA-X79-UD5」を試す

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エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.109
GIGABYTE製X79マザーボードの鉄板モデル
「GA-X79-UD5」を試す

2011年12月3日 0:00
TEXT：GDM編集部池西樹

　2011年11月14日17:01に解禁となった、Intel「Core i7-3xxx」（Sandy Bridge-E）および新プラットフォーム「X79 Express」。マザーボードメーカー各社からは多くの「X79」チップセット搭載モデルが続々と発売となったのはみなさんもご存知の通り。
　アキバで取材を進める中、「X79世代のGIGABYTE製マザーは、発売以来よく売れている」という声を多くのショップで耳にする。モデルによっては完売品薄の状況も見られる人気ぶりだ。
　そこで今回は、GIGABYTE TECHNOLOGY（本社：台湾）日本法人、日本ギガバイト株式会社（本社：東京都千代田区）より、先日編集部に到着したメインストリーム「GA-X79-UD5」を検証。またGIGABYTE独自の「3D POWER」「3D BIOS」、さらにGIGABYTEの「X79 Express」搭載マザーボードラインナップをご紹介しよう。

｜エントリーからゲーミングモデルまでバランスの取れた4モデルのラインナップと3つの新機能

　GIGABYTEの「X79」搭載マザーボードは、エントリーからゲーミングモデルまでバランスの取れた計4モデルの製品が登場しており、すでに全国の各PCパーツショップで販売中だ。Intelの製品構成からみればエンスージアスト向けとなる新プラットフォームではあるが、GIGABYTEでは幅広くカバーする強力なラインナップを揃え、ユーザーにとっても好みの製品が見つけやすい構成となっている。

GIGABYTEから発売中の「X79」マザーボード4モデル。ユーザーのニーズに合わせた選択が可能で、秋葉原でも人気は非常に高い

　GIGABYTEの「X79」搭載マザーボードシリーズでは「トリプルデジタルエンジン」、「3D POWER」、「3D BIOS」の3つ新機能が追加されている。このうち「3D POWER」と「3D BIOS」については、後ほどその使い勝手を検証してみたい。

「トリプルデジタルエンジン」
CPUソケットおよび左右のメモリスロット周りの計3カ所にデジタルPWMコントローラを搭載。従来製品よりも高効率な電源供給コントロールを可能にし、オーバークロック時においても高いパフォーマンスを発揮する

「3D POWER」
CPUとメモリへの電圧供給の調整を可能にするインタラクティブなユーティリティで、サイコロのようなグラフィカルなUIが特徴的。デジタルPWMを通して、電圧やフェーズ、周波数の3項目を調整することで最高のオーバークロックパフォーマンスを引き出すことが可能となる

「3D BIOS」
BIOSというネーミングが与えられているが、GIGABYTE初のUEFI。グラフィカルな画面で直観的な操作が可能なインタフェースで、設定したい部分にカーソルを合わせるだけで、項目等が表示される仕組み。初心者ユーザーにとっても嬉しい仕様だ

　また、iPhone 4Sで採用されたSmart ReadyをサポートするBluetooth 4.0とIEEE 802.11 b/g/n Wi-Fi機能が一緒になったコンボカード「Bluetooth 4.0/WiFi Card」が「GA-X79-UD3」の除く上位3モデルには付属する。PCI-Express（x1）インタフェースとなるために、スロットが1本占有されるが、「X79」マザーボードを選択するユーザーがスマートフォン未使用というのも考えにくく、なかなかありがたい機能と言える。従来モデルからサポートしている「3倍USB電源」や「On/Off チャージ」と合わせて、最新デバイスとの融合を積極的に図るGIGABYTEらしいギミックと言えるだろう。