エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.127　OCZ製SSDの廉価モデル「Petrol」と「Octane SATA2.0」に隠された秘密

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｜「Octane SATA2 2.5" SSD」128GBモデル、「OCT1-25SAT2-128G」を画像でチェック

　続いて「Octane SATA2 2.5" SSD」シリーズの128GBモデル「OCT1-25SAT2-128G」をチェックしてみよう。外観上の違いはケースに貼られたシールのみ。基板はコントローラ、MLC NANDフラッシュ、キャッシュメモリ、ICチップとも同様で、並べて比較しても違いを確認することはできなかった。

本体ケース素材は「Petrol 128GB」と同じアルミニウムとABS樹脂の組み合わせ。ケース表面のロゴがシルバーなため、「Octane」の方が高級感のある仕上がりだ

本体背面はヘアライン加工のアルミニウムカバーを備える。ここには型番やシリアル番号が記載されている

基板表面には、MLC NANDフラッシュとキャッシュメモリが配置されている。外観からは「Petrol 128GB」と全く見分けがつかない

基板裏面にはSSDコントローラ「Everest」、MLC NANDフラッシュ、キャッシュメモリを配置。コネクタ部のシールも含め「Petrol 128GB」との違いを確認することはできない

Indilinx製SSDコントローラ「Everest」。シルク刻印は「IDX300M01-BC」で枝番まで含め違いは無い

キャッシュメモリはMicron製「D9PFJ」を表裏に1枚ずつ計2枚、512MB分実装する

MLC NANDフラッシュも同じくHynix製「H27UCG8T2MYR」を16枚、計128GB分実装する

Enpirion製スイッチモードコンバータ「EN6337」

Lattice Semiconductor製プロセッサパワーマネージャー「POWR605」

｜ベンチマークテストで両者の性能をチェックする
｜「Petrol」と「Octane」は何が違うのか？

　基板レイアウトなど「Petrol」と「Octane」の違いは確認できなかったが、ここからは両者のパフォーマンスをチェックしてみよう。
　ベンチマークソフトには「AS SSD Benchmark 1.6.4067.34354」「CrystalDiskMark 3.0.1c」「HD Tune Pro 4.60」そして「ATTO Disk Benchmark 2.47」の計4種類を用意。検証はOS、ドライバ、ベンチマークソフトのみをインストールしたシステム用のHDDを別途用意し、SSD自体にはデータを入れない状態でテストを行っている。また余分な負荷が掛からないように、ネットワークケーブルは接続していない。

テスト機材構成
CPU	Intel Core i7-2600K （4コア/8スレッド/3.40GHz TB時3.80GHz/L3キャッシュ8MB/TDP95W）
マザーボード	GIGABYTE「Z68XP-UD3R」（Intel Z68 Express）
HDD	Seagate「ST3500418AS」（SATA2 500GB）
メモリ	CORSAIR「CMX4GX3M2A1600C9」 4GB(2GB×2)PC-12800
光学ドライブ	PLEXTOR「PX-755A」
電源ユニット	CORSAIR「CMPSU-750HX」（750W/80PLUS SILVER）
OS	Windows 7 Ultimate SP1 64bit版