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エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.113
Indilinx初のSATA3.0対応コントローラー採用
OCZ「Octane」の実力を探る
2011年12月27日 0:00
TEXT:GDM編集部 池西 樹
 2011年3月にOCZ Technology社(本社:アメリカ カリフォルニア州)によって買収されたIndilinxから、SATA3.0(6Gbps)対応コントローラ「Everest」が登場した。現在SATA3.0(6Gbps)対応コントローラといえば、MarvellとSandForceの2強がほぼ市場を独占しているわけだが、Indilinxは「Everest」によって巻き返しを図ることができるのか。
 そこで今回はOCZ Technology国内正規代理店の株式会社アスク(本社:東京都千代田区)の協力により「Everest」を搭載した新SSDOctane SATA III 2.5" SSD」シリーズの128GBモデル「OCT1-25SAT3-128G」を借り受け、その性能を確認していくことにしよう。


Indilinx初のSATA3.0(6Gbps)対応コントローラ「Everest」

Everest
Indilinx製SATA3.0(6Gbps)対応コントローラ「Everest」

 Indilinxといえば、SATA2.0(3Gbps)世代において安定かつ高速なコントローラ「BareFoot」で一躍脚光を浴びたSSDコントローラブランドだ。SATA3.0(6Gbps)世代ではMarvellやSandForceにやや遅れを取った感はあるものの、新コントローラ「Everest」の登場により無事SATA3.0対応を果たしたことになる。
 「Everest」は、デュアルコアのARMベースとしたコントローラで、キャッシュは最大512MBまで搭載できる。最近のSSDでは必須となっている、TRIM、NCQ、AES暗号などの機能に加えて、長期使用時の性能劣化を抑える独自機能「NDurance」テクノロジを搭載することで、経年劣化が少ないのも特徴だ。ちなみにNANDフラッシュメモリはMLC、SLC両タイプに対応し、NANDインタフェースはIntelやMicronが採用する「Open NAND Flash Interface2(ONFi2)」と、東芝やSamsungが採用する「Toggle DDR 1.0」の双方をサポートする。

Indilinx 「Everest」 主要スペック
対応インターフェイス SATA3.0(6Gbps)
SATA2.0(3Gbps)
SATA1.0(1.5Gbps)
最大容量 1TB
シーケンシャル読込 520MB/sec
シーケンシャル書込 410MB/sec
ランダム読込IOPS 30,000 IOPS
ランダム書込IOPS 22,000 IOPS
NANDフラッシュサポート MLC/SLC
(ONFi2/Toggle Mode 1.0両対応)
最大キャッシュ容量 DDR2/3 512MB
消費電力 読込1.1W/書込1.4W
Everest
「Everest」コントローラのブロックダイアグラム。ガーベッジコレクション、Trim機能、ウェアレベリングと言った機能に加えて同社独自の「NDurance」を搭載する



「Everest」を搭載した待望の新作
OCZ「Octane SATA III 2.5" SSD」シリーズ


Octane
OCZ「Octane SATA III 2.5" SSD」シリーズ

 今回紹介する「Octane SATA III 2.5" SSD」シリーズは、コントローラに「Everest」を採用した、SATA3.0(6Gbps)対応SSDだ。DRAMキャッシュは512MB搭載し、容量は128GB、256GB、512GBの3種類がラインナップされている。
 転送速度は、容量によって異なっており、512GBモデルは最大読込535MB/sec、最大書込400MB/sec、4KBランダム読込37,000 IOPS、4KBランダム書込16,000 IOPS。256GBモデルは最大読込535MB/sec、最大書込270MB/sec、4KBランダム読込37,000 IOPS、4KBランダム書込12,000 IOPS。今回チェックする128GBモデルは最大読込535MB/sec、最大書込170MB/sec、4KBランダム読込37,000 IOPS、4KBランダム書込7,700 IOPSとなっている。以下の表に主なスペックをまとめておく。

Octane

Octane
「OCT1-25SAT3-128G」のCrystalDiskInfo 4.1.4の結果。TrimやNCQへの対応が確認できる

 ちなみに、「Everest」を搭載したOCZ製SSDには、SATA3.0(6Gbps)に対応した廉価版の「Petrol SATAV 2.5" SSD」シリーズとSATA2.0(3Gbps)に対応した「Octane SATAU 2.5" SSD」シリーズも用意されている。特にスピード重視の製品が多いSATA3.0(6Gbps)対応SSDにおいて、コストパフォーマンスを謳う「Petrol SATAV 2.5" SSD」は、価格次第ではなかなか面白い存在になりそうだ。

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