2017.09.15 11:28 更新
2017.09.15 取材
Samsungが「Galaxy Note」シリーズの最新作として投入した、ペン入力対応のハイエンドスマートフォン「Galaxy Note8」がイオシス アキバ中央通店に入荷した。店頭税込129,800円と、iPhone X(64GB)を上回る貫禄の価格だ。
「Galaxy Note」シリーズのファン待望、「Note7」の悪夢を乗り越えて登場した「Galaxy Note8」が早くも店頭に並んだ |
Samsungが8月末に発表した、ペン入力対応の大画面スマートフォン「Galaxy Note8」が登場。爆発・発火問題でスマートフォン史上最大のリコールに発展した「Galaxy Note7」の後継モデルだが、持ち前の手書き入力機能やカメラ機能が強化、すでに海外で高い評価を受けている。ちなみに「先行販売分が少量入荷した」(ショップ)とのことで、グローバル版の正式発売より早い入荷となった。
ディスプレイはシリーズ最大の6.3インチに拡大、「Galaxy S8」同様に18.5:9のアスペクト比を採用した縦長ベゼルレスの有機EL「Infinity Display」を搭載する。専用スタイラス「S-Pen」を使用した手書き入力は、4,096段階の筆圧感知とスキャンレート360Hzに対応。筐体同様にペンもIP68の防水・防塵仕様になった。
また、手書きメッセージをGIFアニメとして保存できる「Live Message」が追加されたほか、スリープ状態でもメモが書ける「Screen off memo」が最大100ページに拡大。ペンをかざして文章全体を素早く翻訳する機能などに対応する。
ボトムに内蔵する、専用スタイラス「S-Pen」がさらに進化。0.7mmの極細ペン先を採用、4,096段階の手書き入力に対応する |
背面には、シリーズ初のデュアルカメラを搭載。画面サイズはシリーズ最大の6.3インチとなった |
カメラはシリーズ初のデュアルカメラを搭載、1,200万画素の広角レンズと望遠レンズを組み合わせ、光学2倍ズームや高精度な光学手ブレ補正に対応。レンズの視差を利用し、撮影後にフォーカス度合いやボケ味を調整する機能を備える。
主な仕様は、ディスプレイ解像度が1,440×2,960ドット、プロセッサがオクタコアのExynos 8895(2.3GHz)、メモリ6GB、ストレージ64GBなど。IP68の防水・防塵に対応、指紋認証と虹彩認証に顔認証を加えた、3種の生体認証機能を備えている。なお、搭載OSはAndroid 7.1。
インターフェイスはUSB Type-Cで、QuickChage 2.0対応の3,300mAhバッテリーを内蔵。nanoSIM×2のデュアルSIM仕様が入荷した |
そのほか、ネットワークはBluetooth 5.0、802.11ac無線LAN、NFCをサポート。通信方式は下り最大1GbpsのLTE Cat. 16で、FDD-LTEバンド 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28/32/66、TDD-LTEバンド 38/39/40/41などに対応する。
2K解像度の有機EL、オクタコアの最新Exynos、6GBメモリなどで構成。同じく64GBのiPhone Xを上回る価格だが、入荷数も少なくたちまち完売となった |
なお、店頭に入荷したのはデュアルSIM仕様(nanoSIM×2)のシンガポール版。すでに取材時点で完売しており、ショップによれば「滞在時間は3時間未満だった」とのこと。早ければ今週中にも再入荷を予定しているという。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
イオシス アキバ中央通店: https://www.gdm.or.jp/shop/iosys-chuou/