2017.12.13 00:00 更新
2017.12.13 取材
いまアキバでどんなスマートフォンが話題になっている?国内外の最新端末がいち早く入荷するイオシス アキバ中央通店より、旬な端末を紹介する「スマホ羅針盤」。一ヶ月を振り返って、先月に入荷した注目度TOP 3のアツい端末を担当バイヤーの林さんにチョイスしてもらおう。やはり気になるのは、待望の第1弾モデルを投入した“あのメーカー”の端末か。
ここ一ヶ月でニューカマーがアレコレ入ってきましたが、まず第3位にはLGの新しいフラッグシップスマホ「LG V30+」を挙げておきましょう。年明け以降に日本での発売も決まっていて、5年ぶりのジョジョスマホのベースモデルにも選ばれました。その海外SIMフリーモデルが販売中です。
有機ELフルビジョンディスプレイは、18:9比を採用するイマドキな細長いシルエット。狭額縁でスリムなので、とても6インチの端末とは思えない握り心地です。スナドラ835搭載でハイスペック、そしてスマホ屈指の明るいレンズを使ったデュアルカメラは超優秀。防水・防塵にも対応していて、さらに米軍事調達基準、いわゆるMILスペックに準拠したタフなモデルでもあります。「B&O PLAY」がチューンしたDAC内蔵オーディオも搭載と、かなり贅沢な機能が詰まった1台ですね。
続く第2位は、HTC期待の6インチスマホ「HTC U11 Plus」です。「HTC U11」の大画面モデルといった立ち位置ですが・・・実は「Pixel 2」シリーズを手がけたHTCが、元々「Pixel 2 XL」として開発していた端末として一部で噂されていました。
言ってみれば「Pixel 2 XL」のなり損ねなワケですが(笑)、スペックはまさしく「Pixel 2 XL」同等の優秀なものです。液晶はやはり18:9比のスリムデザインで、スナドラ835にメモリ6GB、ストレージも128GBと高水準。カメラはシングルレンズながら、世界的なカメラ評価機関から「Pixel 2」に次ぐ第2位のスコアが与えられています。ハイレベルにまとまった性能のおかげか、近頃のHTCスマホとは思えないほどの人気(笑)。再入荷に手間取りましたが、いまはもう店頭で買えますよ。
そして第1位は、文句なしに「Razer Phone」を推しておきたいですね。世界的なゲーミングデバイスのトップメーカー・Razerがついにスマホ業界に進出です。今年の始めにNexbitを買収してから端末リリースまで間がありましたから、首を長くして待っていた方も多かったんじゃないでしょうか。Nexbitの「Robin」の面影を残しつつ、さすがRazerというカッコイイ端末に仕上がっていますね。
いわゆるゲーミングスマホを標榜するモデルとあって、仕様の端々に強いこだわりを感じます。ディスプレイはリフレッシュレート120Hzの2K IGZO液晶を搭載していて、しかも「FF」や「鉄拳」といった大型タイトルが正式対応を早々と発表済み。iPhone以外でゲームの最適化が行われるのは、すごく珍しいことなんですよ。バッテリーは5.7インチ級では最大級の4,000mAhで、これも長時間のゲームプレイを意識した仕様でしょう。Dolby Atmos対応のスピーカーも積んでいるので、音質もかなり期待できます。
もちろんスペックはAndroidスマホ最高峰、スナドラ835搭載でメモリはなんと8GBですよ。最近はPCからの移植タイトルを中心に重量級のゲームも増えているので、スマホで究極の快適プレイを目指すならコレを選びたいですね。
もっとも海外でもかなりの注目度なので、品薄すぎて仕入れが難しいのがネック。少量ながら毎週入荷することは(ほぼ)決まっていますので、欲しい方はぜひ仮予約をお願いします。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
イオシス アキバ中央通店: https://www.gdm.or.jp/shop/iosys-chuou/