2018.02.15 11:53 更新
2018.02.15 取材
パーツショップで見かける機会は激減。もはや幻のGPUとなりつつあるRadeon RX Vega 56を搭載したグラフィックカード「NITRO+ RADEON RX VEGA 56 8G HBM2」が、SAPPHIRE TECHNOLOGY LIMITED(本社:香港)から発売された。
「本当に入荷してくるとは思わなかった」とつぶやく担当バイヤー。Radeon RX Vega 56搭載グラフィックカードの入荷は、壊滅的に厳しい状況が続く。今回入荷した「NITRO+ RADEON RX VEGA 56 8G HBM2」は、2月7日付けのリリース後に入荷の問い合わせが増えていたという最新モデルだ。
2ボールベアリングを採用するトリプルファンに8mm径ヒートパイプ3本と6mm径ヒートパイプ3本、銅製ベースで構成されるオリジナルクーラーを搭載 |
VGAクーラーにはアイドル時、冷却ファンの回転が停止する「Intelligent Fan Control 3」をはじめ、着脱可能なファンモジュール「Quick Connect」、LEDライティング機能「NITRO Glow」などに対応する3連ファン仕様のオリジナルクーラーを標準装備。さらに温度変化に合わせてPWMケースファンの制御ができる新機能「Turbine-X」も備えている。
主なスペックはコアベースクロックはオーバークロック済の1,266MHz、ブーストクロック1,550MHz、メモリクロック1,600MHz(800MHz×2)、メモリバス幅は2,048bitで、HBM2 8GBのビデオメモリを搭載。出力インターフェイスはDisplayPort1.4×2、HDMI2.0b×2。グラフィックカードサポーター「NITRO Gear Card Support Bracket」が付属する。
入荷を確認したのはパソコンショップアークとTSUKUMO eX.。いずれもすでに完売。次回入荷は未定となっている。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
SAPPHIRE TECHNOLOGY LIMITED: http://www.sapphiretech.com/
株式会社アスク: http://www.ask-corp.co.jp/