2018.03.19 12:00 更新
2018.03.18 取材
株式会社アスク(本社:東京都千代田区)は2018年3月17日(土)、ツクモパソコン本店において「Thermaltake 新製品発表会~2018 After CES~」を開催。20周年記念PCケース「Level 20」をはじめとする国内初披露の製品を多数展示した。
1月に開催された「CES 2018」(アメリカ ラスベガス)で、多数の新製品を会場に持ち込んだThermaltake。その模様を日本国内で再現すべく、先ごろ新製品発表会が開催された。そこで今回は、当日行われた本社スタッフによるプレゼン内容を交え、今後発売される予定の注目モデルをご紹介しよう。
イベントの目玉は、Thermaltakeの20周年を記念して製作された、スーパータワーPCケース「Level 20」だ。
イベントのために1台しかないサンプルをアメリカから空輸。10周年記念モデル「Level 10」は、日本市場でも話題になっただけに、注目と期待が集まる |
「COMPUTEX TAIPEI 2017」で初公開されたアニバーサリーモデル。歴代「Level」シリーズと言えば、斬新なデザインと設計により、多くの自作派を魅了。加えて創業20周年モデルとあっては、否が応でも期待は高まる。
フロント部分に大型ラジエターやリザーバー、上段に電源ユニット。さらに下段にはマザーボード等のメイン構成パーツを割り当て、合計3エリアに分割。それぞれにはロック機構を備えた開閉式の強化ガラスが採用される |
持ち込まれた実機は、基本デザインに「COMPUTEX TAIPEI 2017」公開時から変更は加えられていない。対応フォームファクタはE-ATX、ATX、MicroATX、Mini-ITXで、外形寸法は幅280mm、奥行き688mm、高さ732mmで、重量はなんと18.9kgにもおよぶ。
また主なスペックは、ドライブベイが2.5/3.5インチ共用シャドウベイ×8、2.5インチ専用シャドウベイ×3。拡張スロットは8+2段。外部アクセスポートはUSB3.0×4、USB Type-C×1、音声入出力端子が搭載される。
1,680万色イルミネーションに対応「RiingPlus 14RGB」ファンとLEDストリップ「Pacific LumiPlus LED Strip」を標準装備する予定 |
なお、当初非公開とされてきたデザインについて、“ポルシェデザイン”である事を公表。また、このほど判明したとして明らかにされたのは、あろうことか”Thermaltakeの勘違い”。「COMPUTEX TAIPEI 2017」の公開時、創業20周年を迎える2018年に発売が予定されていたところ、実は2019年が20周年に当たる事が判明。これには国内正規代理店である株式会社アスク(本社:東京都千代田区)の担当者も「Thermaltakeらしい」と苦笑いだったが、発売は20周年にあたる2019年に仕切り直しされた格好だ。
思わぬ発売日延期により、アルミニウム素材の見直しと、強化ガラスを4mm厚に強化する等の小変更が加えられているという。