性能・価格ともに優れる第2世代Ryzenプロセッサ

セッション後半では、やや駆け足ながらAMD担当者による第2世代Ryzenプロセッサの解説が行われた。製造プロセスは従来の14nmから12nmプロセスルールへと進化し、クロックスピードを向上しつつコア電圧を低減。従来からの目玉機能も「Precision Boost 2」や「XFR 2」へと新たに進化した点をアピールした。なお、第2世代Ryzen「Ryzen 7 2700X」「Ryzen 5 2600X」については、詳細レビューを参照していただきたい。

新機能「Precision Boost 2」「XFR 2」を実装。標準ですべてのモデルにCPUクーラーが付属する第2世代Ryzenは、冷却性能を高めることでクロックが向上する

AMDのチップセットラインナップ。このうち「B450」については現時点で未定。ストレージ高速化技術「StoreMI」については、後日アップデートで案内するとしていた

またライバルであるIntel「Core i」シリーズとの比較において、性能、価格ともに優れていると強調。昨年のデビュー以来、急激に市場シェアを伸ばしているRyzenは、今年さらなる飛躍が期待できると自信をのぞかせていた。

Intel「Core i」シリーズを意識し、戦略的な価格設定にしたという第2世代Ryzenプロセッサの想定売価。本日発売の初回ロットも潤沢に用意したという

文： エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
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