2018.04.26 14:22 更新
2018.04.26 取材
株式会社アユート(本社:東京都台東区)は2018年4月25日、GAMDIAS technology(本社:台湾)との国内正規販売店契約締結を発表した。これに合わせ、今後取り扱うPCパーツについて、メディア向け発表会を開催。電源ユニットやオールインワン型水冷ユニットの新モデルをチェックしておこう。
Kworld ComputerグループのGAMDIAS technology(以下:GAMDIAS)は、2012年に台湾で設立されたゲーミングデバイスメーカー。日本市場における初上陸は2016年10月で、売価5,000円を切るメカニカルキーボード「HERMES E2」など、比較的低価格モデルのラインナップが話題になった。ちなみにエルミタでは最先端の“光学式スイッチ”を搭載したハイエンドキーボード「HERMES P2 JPN」のレビューを今年1月にお届けしている。
積極的に自作PC市場への進出を目論むGAMDIASは、「CES 2018」に合わせてRGB LEDを搭載する複数のPCパーツを一挙にリリース。パーツメーカーとして日本市場への本格参入を決めるとともに、国内販売のパートナーとして株式会社アユートとタッグを組む事になった。
GAMDIAS technologyのブランド展開について解説したSales Dept.Sales ManagerのPhilip Pu氏 |
会場内に持ち込まれたのは、RGB LEDファンを搭載する電源ユニットが6モデル。ラインナップは、80PLUS PLATINUM認証を取得した「CYCLOPS X1」を筆頭に、80PLUS GOLD認証取得の「ASTRAPE P1」、80PLUSもしくは80PLUS BRONZE認証取得の「ASTRAPE M1」の3シリーズ。国内販売は5月下旬頃の予定とされている。
80PLUS PLATINUMの「CYCLOPS X1」シリーズは1,200Wモデルのみ。フルモジュラー仕様で、コンデンサはすべて日本製を採用。冷却ファンは口径135mmのFDBベアリングファンを搭載 |
いずれも、冷却ファンのLEDライティングパターンは背面部に用意された「RGB Lighting」ボタンで26種類のエフェクト切り替えに対応。また、冷却ファンにはFDBベアリングファンを搭載し、フル回転モードと負荷に合わせて回転数を自動調整する「SilentMode」を背面スイッチで制御できる。
80PLUS GOLDの「ASTRAPE P1」シリーズは750Wと650Wの2モデルがラインナップ。フルモジュラー仕様でオール日本製コンデンサ、冷却ファンは口径135mmのFDBベアリングファンを搭載 |
「RGB Lighting」ボタンと「SilentMode」切り替えボタン。ソフト制御が主流の中、ボタンで切り替えるアナログ仕様。反面、古いPCでも電源を載せ替えるだけで「RGB LEDを楽しむことができる」という |
気になる市場想定売価は「ASTRAPE M1」シリーズ550Wモデルが税抜6,980円、650Wモデルが税抜7,380円とされ、RGB仕様の電源ユニットとしては最安クラスになるだろう。
80PLUSの「ASTRAPE M1」シリーズ。ケーブルは直結式で、冷却ファンは口径120mmのFDBベアリングファンを搭載 |