2018.06.05 09:00 更新
2018.06.05 取材
ASUSTeK Computer(本社:台湾)がCOMPUTEX開幕前のイベントに持ち込んだゲーミングヘッドセットは、マルチプラットフォーム対応のハイエンドモデル。クアッドDACやRGBイルミネーションを搭載した「ROG DELTA」をチェックしておこう。
幅広いデバイスへの適合を謳われている、ASUS ROGの最新ゲーミングヘッドセット「ROG DELTA」 |
ASUSが開幕前のイベントに持ち込んだ、唯一のゲーミングヘッドセットが「ROG DELTA」だ。
USB Type-Cインターフェイスに対応した、オーバーヘッドタイプの大型ヘッドセット。PCゲームだけをターゲットにしたモデルではなく、同時発表された「ROG PHONE」などのスマートフォン、さらにはPS4やNintendo Switchのようなコンシューマゲーム機に至る、マルチプラットフォームでの運用を想定して開発されている。
接続インターフェイスはUSB Type-C。PCやMac、スマホやコンシューマゲーム機など、マルチプラットフォームに対応したモデルだ |
ESS製DAC「ES9218」をクアッド搭載した贅沢な仕様。一般的なチップに比べノイズ耐性に優れ、最大384kHz/32bitのハイレゾにも対応する |
また、ESS Technology製のDACチップ「ES9218」を4基搭載するクアッドDAC構成も大きな特徴だ。最大384kHz/32bitのハイレゾ再生にも対応する、主にモバイル端末向けに作られたDACチップ。それら搭載DACを周波数帯域ごとに割り当てることで、正確かつクリアなサウンドを追求した。メーカー担当者によれば、「立体感が出て、敵の位置や爆発音の位置などを把握しやすくなる」という。
また、ゲーミングモデルらしいイルミネーション機能も搭載。ヘッド部分にASUS「Aura Sync」に対応したバックライトが内蔵され、同じく「Aura Sync」のマザーボードやグラフィックスカードなどとライティング設定を同期できる。
ヘッド部分に内蔵されたイルミネーションは、「Aura Sync」に対応。将来的には、「ROG PHONE」とのイルミ同期も計画中という |
グローバル市場向けには、「ROG PHONE」同様に2018年第3四半期を予定。なお、国内向け展開については、「前向きに検討したい」とのコメントをもらったものの、現時点では不明。もっとも、「ROG PHONE」とセットでの日本上陸もあるかもしれない。
長時間快適に装着できそうな、柔らかいクッションを採用。なお、会場のデモ機ではYouTube動画を流していたが、できればゲームプレイでの挙動を確かめたかったところ |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
ASUSTeK Computer Inc.: http://www.asus.com/
COMPUTEX TAIPEI 2018 記事一覧: https://www.gdm.or.jp/computex2018/