2018.06.06 09:00 更新
2018.06.06 取材
Thermaltake, Ltd.(本社:台湾)があえて“自家製ブランド”でリリースする、ゲーミングキーボードの「X1 RGB」。独自イルミネーションのエコシステムに取り込むことを狙った、銀軸搭載モデルもラインナップする自信作だ。
あえてゲーミング専門ブランドではなくThermaltakeブランドからリリースされた、ゲーミングキーボードの新モデル「X1 RGB」 |
ゲーミング専門のTt eSPORTSブランドを積極的に展開しているThermaltake。ところが今年のCOMPUTEXにて、特にプッシュしているというキーボード「X1 RGB」は、あえてThermaltakeブランドから発売されるという。
最大の狙いは、独自のイルミネーション制御機能である「TT RGB Sync」への取り込みだ。PCパーツだけでなく周辺機器もまとめて同期させることを想定、一体感を考慮してブランドを統一させることに決めた。Tt eSPORTSブランドがなくなるワケではないが、「TT RGB Sync」というエコシステムを構成する対応製品は、今後Thermaltakeブランドに揃えられるのかもしれない。
なお、iOSやAndroid向けの対応アプリを使用することで、スマートフォンなどモバイル端末からイルミネーションを制御することもできる。
搭載モデルがまだそれほど多くはない、Cherryの高速スイッチ“銀軸”を採用したモデルも。青軸搭載版と合わせ、2モデルが用意される |
フルサイズの大型モデルとあって、パームレストを標準装備。手軽に取り外すことも可能だ |
キースイッチには、高速スイッチの“銀軸”ことCherry MX Speed Silver搭載モデルと、Cherry MX青軸搭載モデルをラインナップ。独立したボリュームダイヤルやメディアコントロールキーを備えるほか、USBとオーディオのパススルーポートを搭載、脱着可能なパームレストも付いている。
なお現時点での国内取扱いは未定ながら、「もし発売するとしたら」(担当者)銀軸モデルが15,000円前後、青軸モデルが14,000円前後になる模様。
Thermaltakeからも光るマウスパッドが登場。外周がRGB発光する仕様になっている |
そして近頃になって数を増やしつつある、“光るマウスパッド”をThermaltakeも準備中。その名も「M1」という、シンプルなネーミングのモデルが持ち込まれていた。ちなみにこちらは、発売日・価格ともに未定だ。
「TT RGB Sync」に対応するかは不明だが、1,680万色のRGBイルミネーション機能を搭載。外周グルリとLEDが埋め込まれ、標準で8パターンの発光モードを備えている。この手のモデルでは珍しく、上部のマウスパッドと給電用のベース部分に分かれており、その気なら(光らなくなるが)マウスパッドだけを外に持ち出すことも可能だ。
ベース部分の端子に接続し、給電を受ける仕様になっている。上部のマウスパッドだけを使うこともできるが、その場合は当然ながら光らせることはできない |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
Thermaltake: http://www.thermaltake.com/
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