2018.06.07 03:39 更新
2018.06.07 取材
Cooler Master Technology(本社:台湾)ブースで見かけたのは、Socket TR4のAMD第2世代「Ryzen Threadripper」に対応した大型空冷クーラー。AMDとの共同開発により誕生した「AMD RYZEN WRAITH RIPPER」に注目してみよう。
Cooler Masterと言えば、AMD「Ryzen Threadripper」対応空冷モデル、「MasterAir MA621P TR4 Edition」(型番:MAP-D6PN-218PC-R2)がカタログモデルとして市販されている。これに継ぐ空冷として、第2世代「Ryzen Threadripper」に合わせて用意されるのが、今回ブースに持ち込んだプロトタイプだ。
「AMD RYZEN WRAITH RIPPER」と書かれたプレートには、ほんの僅かな情報しか記されていないが、担当者によるとAMD第2世代「Ryzen Threadripper」の発売と同時期に販売が開始される予定だという。選択肢が少ないSocket TR4対応空冷クーラーとして、注目を集めそうだ。
またドレスアップ要素が加えられた空冷といったアピールも忘れない。トップカバーから側面にわたり、アドレサブルRGB LEDライティングを内蔵。トップ面のAMD「RYZEN THREADRIPPER」の文字も発光し、内部が見える強化ガラス製PCケースに搭載すれば、ひと味違ったハイエンド志向のPCが構築できる。
詳細サイズは不明ながら、ブラックアルマイト加工が施されたヒートシンクは見るからに大型サイズ。ヒートパイプはφ6mmが7本で、受熱ベース部を観察すると既存モデル「MasterAir MA621P TR4 Edition」とは異なるヒートパイプレイアウト。もしかすると新しい仕掛けが採用されているのかもしれない。
ちなみにメモリクリアランスにも配慮して設計されているとか。登場が待たれる製品のひとつだ。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕
Cooler Master Technology: http://www.coolermaster.com/
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