2018.06.10 00:34 更新
2018.06.10 取材
「COMPUTEX TAIPEI 2017」でレポートをお届けしたFSP(本社:台湾)の水冷+空冷ハイブリッド電源ユニット「Hydro PTM+」に、扱い易い低容量モデルが準備中。実機をチェックしてきた。
昨年の「COMPUTEX TAIPEI 2017」レポートでお届けした、水冷&空冷ハイブリッド電源FSP「Hydro PTM+」。国内市場では2018年2月に販売を確認した。
「量産モデルの80PLUS PLATINUM認証電源としては世界初」を謳う水冷&空冷ハイブリッド電源、その第1弾は容量1,200Wで、売価は税抜99,800円(Bitspower製オールインワン型水冷ユニットバンドルの数量限定「Limited Edition」)。さすがに万人向けとは言えないプロダクトだが、世界中の熱心なModder達からの評価は高く、多くの支持を集めたらしい。
そして「COMPUTEX TAIPEI 2018」では、容量850W版「Hydro PTM+」、「HPT850M」を持ち込んだ。
1,200Wモデル同様、80PLUS PLATINUM認証を取得。Bitpowerと共同開発したオリジナル水冷ヘッドを内蔵し、奥行きを200mmから30mm短く改良されている。実際に製品を見ると、ずいぶんとコンパクトになった印象だ。
とは言え、フルモジュラー式電源ユニットながら奥行き170mmもあるだけに、まだまだPCケースを選ぶ事になるだろう。出力は+12Vシングルレーン70.83Aで、+3.3Vは20A、+5Vは20A、-12Vは0.3A、+5Vsbは2.5Aとされる。
担当者によると、グローバル市場向けへの出荷は11月頃を予定。価格は500ドル程度が見込まれている。
水冷+空冷ハイブリッド電源ユニットFSP「Hydro PTM+」の共同開発者であるBitspower(本社:台湾)のブースに立ち寄ると、コンシューマ向け初の3D XPoint採用NVMe SSD、Intel「Optane SSD 900P」用のウォーターブロックが展示されていたので、ご紹介しておこう。
「BP-SSDITL900P」は、アクリス製トップカバーと、ニッケルメッキが施された銅製ベースで構成。デモ機ではLEDイルミネーションが内蔵されていた。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕
FSP: http://www.fsplifestyle.com/
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