2018.08.14 12:15 更新
2018.08.14 取材
第2世代Ryzen Threadripperの最上位モデル「Ryzen Threadripper 2990WX」の販売が2018年8月13日(月)22時に解禁された。秋葉原では恒例の“やや深夜販売”を実施。真夏の夜のアキバに熱心なAMD党が集結した。
「Ryzen Threadripper 2990WX」のやや深夜販売を行ったのは、パソコン工房 秋葉原 BUY MORE店とTSUKUMO eX.(延長営業)の2店舗。いずれも19時から事前会計、22時の解禁と同時に製品の引き渡しが行われた。
新パッケージ採用でさらに大型化された「Ryzen Threadripper 2990WX」。長方形のためか意外にも陳列しやすいと店員の評判はいい |
1,799ドルから「高くなるだろう」と想定されていたが、意外にも国内売価は税込231,984円。購入したAMD党からは「思ったより安いと感じた」との声も |
事前の予想では「2個~3個売れればいい」と話していた両ショップ店員。”約230,000円のCPUに、どれだけの人が買いに来るのか”との懸念があったものの、最終的に2店舗合計で25個の「Ryzen Threadripper 2990WX」を販売(編集部調べ)。お盆休みが重なった事も手伝って、好調な滑り出しと言っていいセールスを記録した。
TSUKUMO eX.ではほぼ全てCPUの単体購入。パソコン工房 秋葉原 BUY MORE店ではマザーボードとのセット購入が目立った。今回初のRyzen Threadripperデビューで、「32コアと知った時点で購入を決めた」という人も |
各ショップのベテラン店員も「高額なCPUはここまで売れるとは。32コア搭載のインパクトは想像以上に大きい」「AMDの初物が強いというジンクスは健在。今後発売予定の下位モデルにも期待」と驚きの様子だった。
パソコン工房 秋葉原 BUY MORE店では、同店オリジナル特典としてAMDロゴ入りリュックやTシャツをプレゼント(無くなり次第終了) |
また、TSUKUMO eX.の店頭では、22時からは著名オーバークロッカーの清水 貴裕氏による「最速OCデモ」も実施。液体窒素を使った極冷チャレンジで4.95GHz動作。「CINEBENCH R15」で“7,171cd”を記録し、大いに盛り上がった。
なお、「Ryzen Threadripper 2990WX」についてはエルミタ的速攻撮って出しレビューも掲載中。こちらも合わせて参照いただきたい。
さすがオーバークロッカー。マザーボードには清水氏オススメのASRock「X399 Taichi」を使用。画像は「CINEBENCH R15」で“7,130cd”を記録した瞬間のスクリーンショット。クロックは4.898GHzで動作 |
CINEBENCH R15での目標記録達成を祝うオーバークロッカーの清水 貴裕氏 |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
日本AMD株式会社: https://www.amd.com/ja/
TSUKUMO eX.: https://www.gdm.or.jp/shop/tsukumoex/
パソコン工房 秋葉原 BUY MORE店: https://www.gdm.or.jp/shop/2013/0301/22064