2019.02.04 08:00 更新
2019.02.04 取材
CORSAIR(本社:アメリカ カリフォルニア州)から、静音志向のミドルタワーPCケース「Carbide 275Q」(型番:CC-9011164-WW)が登場。2日(土)から、秋葉原の複数ショップで販売がスタートしている。
2018年4月に発売された「Carbide 275R」の静音モデル。フラットなフロントパネルデザインを採用するシンプルな外観が特徴のミドルタワーPCケースだ。
ケーストップに着脱可能なサイレントカバー、両サイドパネルの内側には、内部からの駆動音を閉じ込める効果が期待できる高密度防音材を装備。また、トップのサイレントカバーを外すとハニカム状の通気孔が出現。高冷却志向のPCケースとして使用する事もできる。
高密度防音材を装備したサイレントカバーはマグネット式で着脱は簡単 | 叩くとコツコツとこもった音がする両サイドパネルの高密度防音材。しっかり駆動音を閉じ込めてくれる |
冷却ファンレイアウトは、フロント120mmx3または140mmx2、トップ120mmx2または140mmx1、リア120mmx1で、フロントとリアにはそれぞれ120mm口径ファンを標準装備。ラジエターはフロント280/380mm、トップ240mm、リア120mmの各サイズが搭載できる。なお、静音仕様で使う場合は「トップパネルを解放しない、ラジエターをフロント側にマウントする」のがおすすめとのこと。
有効スペースは、グラフィックスカードが最大370mm、CPUクーラーが高さ170mmまで、電源ユニットは最大180mmまで |
サイドが強化ガラスではないため、最近のPCケースでは珍しくボトムカバー(シュラウド)は非搭載。ドライブベイレイアウトは2.5/3.5インチ共用シャドウベイx2(HDDケージ)、2.5インチシャドウベイx2(マザーボードベース部)。裏配線スペースにはオプションファンの増設に便利な電源分配ボードを備え、PWM対応の4ピンファンコネクタを最大で6つ接続できる。
裏配線スペースには2.5インチシャドウベイのほか、ファンコネクタ基板を備える |
外形寸法はW211xD460xH455mm、重量約6kg。対応フォームファクタはATX、MicroATX、Mini-ITXで、カラーはブラックのみ。1万円クラスの静音系PCケースは意外とラインナップが少ない事もあり、問い合わせは多いとか。パソコンショップアークやドスパラ秋葉原本店、ツクモパソコン本店、TSUKUMO eX.で販売中だ。
拡張スロットは全7段。主素材はスチールでしっかりとした作り | 四隅にインシュレーターを装備。電源ユニット側には着脱可能なダストフィルターを備える |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
CORSAIR: https://www.corsair.com/