2019.05.31 11:04 更新
2019.05.31 取材
ハイエンドコンセプトモデル「ALTA S1」に続き、SilverStone Technology(本社:台湾)ブースレポートその2は、普及価格帯ミドルタワーPCケース2機種。そのうち1機種はフロントパネルデザインを未だ決めかねているそうだ。
普及価格帯ミドルタワーPCケースのプロトタイプ「Fara」は、「Fara B1」と「Fara V1」の2モデルが組み込まれた状態で展示が行われていた。まずは両者をじっくりご覧頂こう。
SilverStone「Fara B1」 |
SilverStone「Fara V1」 |
実はこの2台、フロントパネルデザインだけが異なる共通筐体。レポートその1でご登場頂いたTony Ou氏いわく「どちらのデザインにするか決めかねている」とか。「Fara B1」は、フロントパネルの3分の2強はカバーで密閉され、残り3分の1弱は通気孔。左端から漏れる内蔵LEDファンのイルミネーションを控え目に”鑑賞できる”。
一方の「Fara V1」は、立体的に張り出すメタル製メッシュパネルを装着。3連LEDイルミネーションファンは防塵フィルタ越しにほどよい輝度に発光し、イマドキのPCケースとはやや趣が異なる。
ちなみに来場者に口頭アンケートを行ったところ、「Fara B1」がやや優勢らしい。筆者は初見から「Fara V1」に1票だが、さて発売予定の2020年Q1には、どちらのデザインが採用されているのだろうか。
主なスペックは、ドライブベイレイアウトが2.5/3.5インチシャドウベイx2、2.5インチシャドウベイx2。冷却ファンレイアウトは200mmx2、140mmx2、120mmx1(掲示のフライヤー記載による)。外形寸法はW211xD410xH450mm。
同じくミドルタワーPCケース「SETA A1」も組み込まれた状態でデモ機が稼動していた。
SilverStone「SETA A1」 |
こちらの特徴もフロントパネル。波打つ曲面デザインは往年のヒット作、Cooler Master「WaveMaster」(後に改名)を思い起こす。なおこちらも2020年Q1発売が目標との事だが、肝心のボディが決まっていない。展示品は既存筐体を流用したもので、その証拠に右サイドパネルの色が合っていない。これはこれで良いようにも思うのだが・・・。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕
SilverStone Technology: https://www.silverstonetek.com/
COMPUTEX TAIPEI 2019記事一覧: https://www.gdm.or.jp/computex2019/