2019.06.03 14:18 更新
2019.06.03 取材
Lian Li Industrial(本社:台湾)から間もなく国内でも販売が開始される(予定)の、格納式ハンドル付きMini-ITXケース「TU150」。その想定される持ち運びの用途とは。
先日“取っ手がとっても便利”なPCケースをご紹介したが、今度は凝った仕掛けを内蔵する、Lian LiのMini-ITXケースをご覧頂こう。
Lian Li「TU150」 |
アルミニウム製筐体に、強化ガラス製サイドパネルを組み合わせたミニPCケースは、トップ部に注目。普段はシームレスに格納、必要な時に気持ちよくスルッとハンドルが立ち上がる「格納式ハンドル」を備え、お手軽に持ち運びができる。
トップパネルを外して格納式ハンドルに注目してみると、前後にローラーのような部品が使用されている。これがスムーズなアクションを可能にし、僅かな力を加えるだけでハンドルが格納される仕組み。持ち運び時よりも圧倒的に設置時間の方が長いはずだが、そこはLian Liのこだわり。一切の妥協はない。
左側面には強化ガラスを採用。電源ユニットは前上段に横置きされていた。デモ機にはモジュラー式が搭載されていたが、電源ユニットのコネクタ部分がわざわざ丸見えになる”魅せ方”も珍しい |
ちなみに格納式ハンドルを付けたのは、VRイベントやクリエイターが客先でプレゼンする等、比較的高性能な持ち運び用PCが欲しいという要望があったから。その裏付けとして、拡張スロット数はこの手のPCケースとしては稀な3段仕様。底面パンチング加工を施すことで、フレッシュな外気をVGAクーラーが取り込めるように設計されている。なお冷却ファンは前後各120mmx1基が搭載可能で、CPUクーラーは高さ172mmまでのサポート。
発売は現時点8月が目標で、市場想定売価は12,000円から13,000円くらいに収まりそう。カラーはブラックとシルバーの2色が用意される。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕
Lian Li Industrial: http://www.lian-li.com/
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