2019.06.04 13:00 更新
2019.06.04 取材
In Win Development(本社:台湾)ブースにて、シンプルなデザインで注目を集めていたミドルタワーケースが「905」だ。あの人気ケースのリニューアルモデルで、近く市場投入がスタートする。いったいどこが変わったのだろうか。
アルミ製のシンプルな外装と、両面ガラスを備えた新型ミドルタワー「905」をチェックしよう |
2013年に発売された「904」の後継モデルとして、近く「905」が登場する。両面に強化ガラスパネルを採用したミドルタワーケースで、その印象的なアルミフェイスを前世代から引き継いだ。
シンプルな外観はそのまま、新モデルではフロントボトムのデザインに手が入れられている。以前にイベントに登場したアドレサブルRGB仕様に加え、COMPUTEX TAIPEI 2019では有機ELディスプレイを備えたモデルが公開された。
小型のディスプレイはASUS Nodeに対応しており、CPU温度や動作クロックなどのシステム情報に加え、指定のテキストなどを表示できる。
新デザインが採用されたフロント周り。アドレサブルRGBモデルとOLED搭載モデルをラインナップする |
「905」を別角度から。基本的なデザイン哲学は「904」から変わっていないことが分かる |
効果的にフレッシュエアを取り込めるという、特徴的なフロントボトムの傾斜デザインも継承。「904」ではこの部分に5.25インチベイを備えていたが、新モデルではダストフィルターに置き換えられており、冷却面にフォーカスした仕様になった。
対応フォームファクタは、E-ATX/ATX/MicroATX。ドライブベイは3.5インチ×1、2.5インチ×2(最大4まで増設可)構成で、330mmのグラフィックスカード、全高160mmのCPUクーラーが組み込める。冷却ファンは最大6基、水冷ラジエターはフロント最大240mmとボトムに最大360mmサイズをマウント可能になっている。
ドライブ構成など、内部構造は一部変更。フロントボトムの傾斜エリアは、完全な吸気用に変わっている |
7月にもグローバルで発売が開始される予定で、市場想定価格は280ドル前後とか。先代の「904」はそれほど間を置かずに国内リリースが打たれたことから、「905」も早々に店頭に並ぶかもしれない。
外周グルリの一体型アルミカバーから、通常スタイルに変更されたリアデザイン。グローバルでは来月にも発売が開始される |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
In Win Development: https://www.inwin-style.com/
COMPUTEX TAIPEI 2019 記事一覧: https://www.gdm.or.jp/computex2019/