2019.07.09 22:34 更新
2019.07.09 取材
深く濃い藍色である“勝色”の特別モデルが登場。「日本のものづくりを象徴する一品」を謳う、5周年記念の数量限定版だ |
VAIOの設立5周年を記念して、コーポレートカラーの“勝色”をまとった特別モデルも数量限定で発売される。「VAIO SX12」は軽さと強靭さを両立させるためUDカーボン天板を採用しているが、そこに特別に調合した勝色透明塗料を使用することで、カーボン素材がもつ独特の繊維模様が浮かび上がる。
また、キーボード面のアルミパームレストには、自然藍を用いた塗料でアルマイト染色。株式会社長尾製作所が編み出した、独自の手法で藍染めのような染色が施されているという。そのため、色の染まり具合は1台1台異なっている。
市場想定価格は税抜216,800円から。「VAIO SX12」に加え、1月に発売された「VAIO SX14」の勝色特別仕様も販売される。
自然界の藍を使用した染料でアルマイト加工を施したというパームレストも見どころ。「VAIO SX12」と「VAIO SX14」の2モデルで勝色仕様が発売される |
勝色特別仕様には、自然藍100%で染めたヌメ革レザーケースが付属する |
VAIOがEMS事業で主に手がけてきた、ロボット技術を用いた新ハードも発表された |
VAIOはロボットを軸としたEMS事業を強化しており、あの「ガンシェルジュ ハロ」も内部構造の回路設計や生産は同社が行っていた。今回は1月にリリースされた「ロボット汎用プラットフォーム」を活用した初の自社コミュニケーションロボットとして、「おはなしコウペンちゃん(仮称)」が発表。2019年中の製品化を目指すという。
ハードウェアは、VAIOが開発した「Simple」および「Mini」を活用。IoT機器やぬいぐるみに容易に組み込むことができるハードで、音声認識やAIはテクニカルパートナーと連携する。
EMS事業について解説した、NB事業部NB設計部部長の児嶋信二氏。あの「ハロ」をはじめ、多数のロボット・IoT製品での実績を築いてきた |
コミュニケーションロボットに必要なすべての機能を搭載する、低~中価格帯の新ハード「Simple」 | 簡単な発話を目的としたコミュニケーションロボット用となる、低価格帯ハード「Mini」 |
「おはなしコウペンちゃん(仮称)」のイメージ。Twitter発の人気キャラ「コウペンちゃん」(ぬいぐるみ)にコミュニケーションハード「Simple」が組み込まれる |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
VAIO株式会社: https://vaio.com/